秋の気まぐれ旅その1 谷川岳ロープウエイ、沼田リンゴ園、老神温泉
2009年 10月 01日
2009年9月26日(土)、曇り空の倉敷駅を、予定より2本ばかり早い電車で出発。4泊5日の旅の始まりです。岡山からはのぞみ4号に乗り、東京駅の19番線に11:33着。
乗り換える上越新幹線は21番線と列車の車掌さんから教わっていたので迷うことなく、駅弁を買って11:52発MAXたにがわ409号に乗り込みました。
上越新幹線は初めてでしたが、これが山陽新幹線では見たことのない2階建て車両の2階。ですがトイレに行くのが下の階のドアを開けて客席を通り抜けた向こうにあり、走る車内の階段は少々危なっかしい。それとその1階だと窓も少なそうだし、もともと高架を走る新幹線、2階だからといってそれほど景色に違いがあるとも思えませんでした。
東京駅で1,000円で買った駅弁「日本の味博覧」は、野菜の炊き合わせや黒ゴマ豆腐が入り、詰め合わせ方がとても手が込んでいて美味しく、駅弁としてはこれまでで食べた中でも秀逸の出来。「お品書き」まで入っていて、監修をしたのが東京サミットのときに総料理長を務めた板前さんだそうでした。
終点・越後湯沢の一つ手前の上毛高原駅で下車、駅レンタカーへ。そこでこれから観光する谷川岳ロープウエイと、老神(おいがみ)温泉への行き方を教わり、いざ出発。「この信号を左折すると道なりにまっすぐ」としか聞いていなかったのもで、とても遠く感じました。
谷川岳ロープウエイの駐車場は1階から入って5階までの自走方式、傾斜地のため6階がロープウエイの駅でした。
運賃は往復大人1人2,000円とちょっと高めですが、その標高差から考えると妥当なのかも。出発地点の土合(どあい)の標高は748m、天神平までを秒速4m、約10分だそうです。ゴンドラが駅の建物を出た瞬間はまあすごいスピードと思いましたが、上っていくときにはそれほどにも思えませんでした。それより、案内のアナウンスも音楽もない静かな運転で、7,8人の茨城あたりから来たらしい(筑波山あたりの山の話が出ていたので)方言でしゃべる中年男性のグループは、「なんだか寂しいな、観光案内とか音楽とかないの?」と言っていました。私もこの静寂が間が持てないと思ってしまったのは、現代人の悲しさなのでしょう。下界は少しだけ紅葉が始まっていました。
山頂の駅に着くと、そこからさらに2人乗りリフトが運行されており、往復大人1人700円。足元の山肌にはつわ蕗やらオオバコの穂、それに礼文島で見かけた白い花。高山だから緯度の高い礼文島とおなじような花があるのでしょう。
下りのリフトは、足の下がはるか前方まで見えるので怖さが3倍くらい、途中には真っ赤なウルシの木の枝が印象的、
スキー場の開場に向けて草刈をしている人の姿が3人ほど、ゲレンデの草地で見られました。冬が迫っています。
谷川岳ロープウエイからは宿の老神(おいがみ)温泉へ向かいました。途中、ラジオの地元ニュースで、沼田市のリンゴの収穫のことを言っていて、道筋にたくさんのリンゴ園、リンゴ園。青森りんごと信州りんごしか知らなかったので、目の前にたくさん見かけると、立ち寄りたくなり、1軒のりんご狩りと直売の店に寄ってみると「あかぎ」という品種がちょうど収穫期、群馬、「赤城の山も今宵かぎり…」のあかぎだな、と納得。あとは「秋映え」と言う品種、早生品種から晩生まで収穫期は続くようです。採れたてりんごは味が違う、と、家へ送ることにしました。
そんな寄り道をしていて、老神温泉の宿に到着したのは4時半過ぎでした。尾瀬のはるかふもとにあたる山の温泉宿。あたりは花の栽培・出荷をしているらしい農園が広がり谷川が流れる本当に静かな宿でした。
谷川岳ロープウエー http://www.tanigawadake-rw.com/access.html
老神温泉 http://www.oigami.net/
沼田市観光協会 https://www.numata-kankou.jp/fruit/apple/index.html
by kurashiki-keiko | 2009-10-01 10:00 | 旅 | Comments(4)
素晴らしい旅行をされたようですね。
天候にも恵まれ、写真がみなきれいです。
順番に読んでいこう・・・とスクロールバーを下げても下げても新しい記事! w(°o°;)w
写真もたっぷり。楽しみに読ませていただきますね。
下りのリフト・・・泣きそうに怖いですよね。
長い記事ばかりで申し訳ありません。
これでも尾瀬のことについてはだいぶ省略があるくらい、
たくさんたくさんのガイドをしていただいたものですから、
初めての私にとってはもったいないくらいいろいろ
教えていただきました。
ガイドさんにFAXでチェックしていただき、
間違いを書かないようにと気をつけました。
リフト、下りは非常に怖かったですよ。