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冬の鞆の浦を歩く

 2010年1月24日(日)、最高気温8℃くらい、晴。倉敷を11時前ごろに出発。高速道もETC割引のおかげで、福山東インターで降りると600円。福山の町はずれあたりの、回転寿司「すし丸」で昼食。程よくお客がいてネタがたくさん。

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冬の鞆の浦を歩く_d0031853_5223861.jpg 鞆の浦のともてつバスセンターの駐車場は、特にイベントもなかったので空きがあり、「1日料金で1,000円、そばの売店で買い物するとキャッシュバックがある」とのこと。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_523634.jpg以前ガイドしてもらったコースに沿って、スーパーの横手から山側に向かって歩き出しました。石畳の道をしばらく歩くと、右手に足利氏ゆかり?とか以前聞いたような神社。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_5234171.jpgさらに進むと、沼名前(ぬなくま)神社の広壮な建物が見えてきました。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_5241423.jpgこの神社の境内には、もと豊臣秀吉が愛用し伏見城内にあったという能舞台があります。組み立てやすいようにと材木に番号が振られていて戦場にも運んでいったとか。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_524463.jpg今は板戸で囲ってありましたが、向かい側には身分の高い人が見物したであろう建物もあって、鞆の浦の文化の高さを物語るかのようです。
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 沼名前神社を出てさらに石畳の道は続き、角を右へ曲がったところに、ほんの小さな太鼓橋があり、車がバウンドしないようにそろそろと通り過ぎて行きます。そこはささやき橋。そのすぐそばに、山中鹿之助の首塚というのがあります。
冬の鞆の浦を歩く_d0031853_5262693.jpg山中鹿之助は尼子十勇士の1人で、毛利の家臣に誘殺され、その首は鞆に持ち込まれたと伝えられています。「願わくば、我に七難八苦を与えたまえ」と三日月に祈った逸話はよく知られています。ささやき橋は百済という国があったころの悲恋のお話。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_5503436.jpg お寺が5つほど続く石畳の道を歩き、県道47号線に行き当たった交差点近くで、カメラを持ったこのあたりに詳しい人と出会い、

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_5272185.jpg「ここを右に上がって医王寺に行くと、鞆の港が一望できていいですよ」と教えられ、それではと行ってみました。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_551689.jpg 坂道の途中で「茶房セレーノ」という手書きの看板を見つけ、「帰りに寄ってみよう」といいながら通り過ぎました。

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医王寺は、いわれたとおり高台で眺望はすばらしいと思いました。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_5534077.jpg冬の鞆の浦を歩く_d0031853_5535628.jpg
そこから山門の下へと降りかけると、「平賀源内の生祠」という看板があり石塔が2つばかり。平賀源内が長崎で修行をした帰りに立ち寄ったのを神様みたいに祀っているということみたいです。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_5555049.jpgそれから先ほど見かけた「茶房セレーノ」の看板が。別の道を降りかけて忘れるところでしたが、

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_5562094.jpg崖の上の狭い道を歩いていくと、

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なんだか寄せ集めみたいな手作りのフェンスの中にテーブルと椅子がいくつか並べてあり、そこがセレーノの誇る?眺望抜群のテラスでした。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_5583232.jpgどこが入り口かわからなくてうろうろしていると、奥さんが出てきて、テラスの隅の下駄箱でスリッパと履き替えるようにといわれ、そのテラスも素敵だったのですが、建物内に入ってみました。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_559219.jpg冬の鞆の浦を歩く_d0031853_623471.jpg
するとそこもとても素敵な空間でした。広い吹き抜けの、木質の空間で、なんだかとてもアットホームな雰囲気。60歳代くらいのご夫婦がいて、穏やかに話して下さるのでついつい引き込まれて長居しました。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_601312.jpg私はカフェオレを頼んだら、お抹茶?と思うような手ひねりのお茶碗で。90何歳のおじいさんが焼いているものだそうでした。

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2階も見てくださいといわれ、上がってみると

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_612153.jpg分厚い木のテーブルと椅子やら、
冬の鞆の浦を歩く_d0031853_614546.jpg畳の部屋やら、

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_621120.jpg冬の鞆の浦を歩く_d0031853_651126.jpg
さらにロフトも。ロフトへのはしごの横のドアからは・・・

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_634225.jpgまた眺望のよいデッキに出ることができました。5月末の日本一早い花火大会があり、海から見物する船の灯りも見えてとってもきれいなのだそうです。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_66556.jpg 茶房を出て、もとの小道を下っていくと、細い路地から少し広い県道のような道に出ました。

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_67214.jpgそこのあたりは漁師町らしく、乳母車くらいの台車に乗せてお魚を老人たちが売っているのを3,4箇所で見ました。

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 そこからは、燈台のある港のそばにでて、

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保命酒の大田家住宅の横を通り、

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_693392.jpgいりこ屋さんの横を通り、

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_610818.jpgかの宮崎駿監督が足しげく通っていたという民芸茶処深津屋の
冬の鞆の浦を歩く_d0031853_610332.jpg横を通って、

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雁木のある港の横を通り、

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_6115851.jpg潮待ち茶屋の古い建物の前を通り、

冬の鞆の浦を歩く_d0031853_6124812.jpg最後に坂本龍馬が泊まったことがあるという元廻船問屋の建物横を通って元の地点へ帰りました。





(参考)鞆の浦史跡めぐり  http://www.fukuyama-kanko.com/course/course007.html

鞆の浦

by kurashiki-keiko | 2010-01-25 06:18 | おでかけ | Comments(0)

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