鬼ノ城へ

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岡山県総社市の山の上に、古代山城があります。

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歴史で「白村江の戦い(663年)」というのを聞いたことがあるでしょうか。朝鮮半島が百済とか新羅といった国の時代のことです。
「天智天皇は白村江の敗戦のあと、唐・新羅による報復と侵攻を怖れて北部九州の大宰府の水城(みずき)や瀬戸内海を主とする西日本各地に古代山城などの防衛砦を築いた。」(こちらに詳しく説明があります(wikipedia)

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古代の山城の遺跡として最近特に注目され、発掘が進んでいる鬼ノ城(きのじょう)へ行ってきました。

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我が家は子供がまだ小さかった20数年前にもなくなった義父も一緒に家族で登っていたころには、粗末なトイレがある程度だったのですが、近年立派なビジターセンターが出来ています。

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内部はガイドさんの説明もあり、ビデオ映像やら地形の立体模型、復元された西門の模型、などなどの説明もあるので、まずこちらでじっくりと見て理解してから実物を見に山へ登ったほうがよいと思います。
 それから山にはトイレがありませんので、こちらで用を済ませておくことをぜひお勧めします。
総社市の鬼ノ城の説明はこちら。http://www.city.soja.okayama.jp/kanko/kankochi/kinojo.jsp




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山への入り口にはこんな杖の置き場がありました。昨年尾瀬へ行ったときに山登りの杖の有用性を知ったので、ありがたくそれぞれに手ごろな杖をお借りしました。杖があったほうが絶対楽ですのでお勧めします。

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正面の箱に案内パンフレットが用意されています。よかったら頂いていったほうがいいかと思います。

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「学習広場」というデッキから眺めた、復元された西門。右は険しいがけになっているこの地形が山城の絶好の立地です。

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この時期はつつじが満開です。

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吉備路の平野を一望できる場所に建つ西門。

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このように建物が復元されると往時の様子が想像でき、どうしてこのような場所に?という疑問がわいてきます。

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立派な門の内部。

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門の左右の土色の部分は、版築といい、土を10cmくらいずつ押し固めて作られた壁を再現したものです。

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説明文にもあるように、礎石に柱の穴がはっきりと残っていたので、どのくらいの太さの柱がどのくらいの間隔でどのくらいの深さまで入っていたかなどからこの建物が割り出されたようです。

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山から湧き出る水はいったんためて余ったものは数箇所の水門から放出されるようにちゃんと設計されています。

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北門。東西南北に同じようなつくりの城門が造られていたようです。

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山頂の門をつなぎ鉢巻状に敷石が敷設され、雨水による崩落を防いでいた模様です。わずかに内側に傾斜しているところあたりが細かく計算されているようです。

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はるかに見えるのは突き出した部分の石垣。高い高い、こんな石垣を古代人が作ったの?とびっくりします。

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路の左手にはこんな山岳信仰?の磨崖仏。

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山からの湧き水の小川。山頂部には人工の池もあったようで、篭城しても大丈夫なように水は充分にあったようです。

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先ほど突出部の石垣を見た場所を逆に見たところ。まあすごい断崖の上に道がありました。

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南門。ここは西門より幾分規模が小さいようです。まだ発掘がこのあと続けられるようです。

復路の山手の道はあまり景色もよくなくて単調な上り坂、少し息が切れました。
何と言っても最初の西門が景色もよくて圧巻。

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行きに最初に見えてきた角楼にたどり着きました。大勢の兵士が詰めていることを想定した広さだそうです。
古代山城、朝鮮半島の白村江の戦いのあとで作られたとのことですが、朝鮮がここまで攻めてくるとの想定か?なぞの多いロマンのある遺跡です。
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by kurashiki-keiko | 2010-05-03 05:13 | おでかけ | Comments(5)

Commented by aturin88 at 2010-05-03 10:52
鬼の城 初めて知りました。 
何せ関東方面縁が無い(笑)
東京に 弟がいながら 行きたくない・・・田舎者で(爆笑)
歴史は大好き!! とても興味があります、後ほど見てみますね 
Commented by aturin88 at 2010-05-03 10:56
大失敗!! 倭の国の表示と場所を間違えました(汗)
総社市とあり・・・あれ同じ名前の?と良く見たら岡山県でした
よくある慌て者のaturin です(。。;
Commented by kurashiki-keiko at 2010-05-03 17:05
aturin様、ビジターセンターには福井県だとか結構遠くからの来訪者の記帳がありましたよ。歴史好きな人が遠くからも来られている様子です。
Commented by mhide-mh at 2010-05-04 05:36
相変わらずkeikoさんは内に外にと、とてもお忙しくしておいでの様子、以前の記事それぞれからもその様子が目に見えるようです。
私もkeikoさん家の嫁になって家事の修業をやり直したかったな~!
家事零点の私は教えていただくことだらけだとつくづく感じます。
Commented by kurashiki-keiko at 2010-05-05 06:55
mhide-mh様、貧乏暇なしですわ。
家事の修行だなんて、私もまだまだ。片付けや掃除は大の苦手です。

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