龍馬の人となりに出会えた「高知県立坂本龍馬記念館」

6月5日(土)、家庭の事情から出かける機会が少なくて、夫の出かけたがり病がむくむくと。
高知に行くことにしました。目指すは高知県立坂本龍馬記念館。
全行程はおよそ160km、約2時間。
およそ半分の四国豊浜サービスエリアまでは私の運転で、瀬戸大橋も高速割引料金がまだ生きていて、現地までの高速料金は2,000円でした。助かりました。

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四国山地には沢山のトンネルがありまして、私の苦手とするところなので夫の運転。こちらは笹ヶ峰トンネル、全長4,310m、標高400m。行けども行けども出口が見えないという長い長いトンネルです。

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こちらが高知県立龍馬記念館。以前、のいち動物公園を訪ねた時にそのそばにも龍馬歴史観というのがあって、人形で名場面を再現する博物館みたいなのでしたが、そのときにはこの建物はなかったと思います。大河ドラマの「龍馬伝」の放映に伴い、わんさか観光客が押し寄せるようになったみたいです。桂浜へ行く途中の道を左に、小高い丘の上に建っています。


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      入り口外観です。

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高校生が黒白に染めた爪楊枝を立てて竜馬の肖像を作っていましたがあまりの数の多さに気が遠くなるような作業でしたでしょう。

 ・・・内部は撮影をはばかられるので、写真がありません。
 西郷隆盛とか陸奥宗光とか勝海舟とか錚々たる人物たちによる龍馬の評を手紙等から拾い集めて展示しているコーナーではそれだけで龍馬の人となりがあぶりだされるようで興味深かったです。
 また、龍馬が西郷を評している言葉からは、勝海舟が逆に龍馬の人を見る目の確かさを感じ取っているのにもなるほどと思えました。龍馬が勝に弟子入りしたわけも、勝の度量に感じ入ったからに違いないと思えました。
 また、龍馬は非常に筆まめな人で、姉乙女に送った、お龍さんとの宮崎、鹿児島への新婚旅行の際の描写たるや、それはそれは細かい文字で微に入り細に入り図解つきで高千穂の峰への登山の様子などを書いています。「このあたりつつじがきれい」だのといった風に、姉にわかりやすく説明しているところなど、恐れ入ります。現場リポーターさながらといった感じ。
 また、作家吉井勇が祖父から聞いたという「ある日の坂本龍馬」のコーナーでは、坂本龍馬とお龍さんが薩摩藩の食客となっていた時期に散歩に付き合っていたという幼い頃の祖父が見聞きしたことを展示してありました。龍馬は寺田屋で襲われた時の怪我の療養中、釣りは下手だったけれどもいつも持っていた短銃で小鳥を撃つのは上手だったこと、奥さんを「お龍さん」と呼んでいたこと、あるひけんかしたのか、森の奥に分け入って短銃を撃つ音がしたと思ったら涙を流していたことなどなどが書かれていて、普段の龍馬の様子がわかります。祖父がずいぶん年をとってもはっきり覚えていたほどに印象深い人物であったようです。

 妻のお龍さんの若き日の写真と、年取った女性の写真の比較もあり、目鼻の位置などから二つは同一人物であると断定。若いお龍さんのほうは、大変美人。龍馬も変わった人だったけれど、お龍さんもまた変わった人だったようです。元は医者の娘で妹2人と弟2人がいて、家が逼塞して妹が身売りされた時には先方に談判に行き、命がけの交渉の末に妹を取り戻してきたのだとか、気丈な人です。お龍さんによると、彼女がきれいな着物を着るのは龍馬は好まず、垢じみた着物を着るほうを好んだのでそのように着ていて、「人から変に思われる」と訴えると「そのほうが面白いではないか」と言ったというのです。


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こちらは撮影してよかった暗殺現場近江屋の室内の再現です。龍馬と中岡慎太郎のこのとき飛び散った血潮を受けた掛け軸と屏風が後に寄贈されたそうで、この記念館に本物が展示(地下の展示室)されていました。どちらも絵柄の下のほうに飛び散った血のしみができていました。
そういうのが生々しい生きた歴史だなあと感動を覚えました。そして33歳の龍馬が、暗殺されるほどにこの時代の重要な鍵を持っていたということにも。

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最初に奇抜な外観で見た前面ガラスの展望室から見た太平洋です。左上に「海の道」、海の上を車が走っているような映像が見えます。
じつはこれ、向かって右手下に国道(県道?)が走っていて、それがこのガラスにちょうど反射して海の上に道が見えるのです。


d0031853_6134975.jpg記念館に到着したのが11時45分、展示を見終わるともう1時頃で、高知の商店街へ帰り、手近な「菊寿司」に飛び込んでお昼を食べたのが1時半過ぎ。腹ペコでした。

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せっかくなので商店街をぶらぶらしていたら、大丸の前で変わったご当地アイス発見。「銀不老(ぎんふろう」と「碁石茶」。銀不老のほうは、不老というのはインゲン豆のことでそれが黒っぽいので銀不老。碁石茶というのは日本で大豊町でしか生産されていないお茶だそうです。
1個ずつ注文して食べてみたら、銀不老のほうはところどころに甘く煮た豆が入っていてこってりと甘い味。(私はこっちが好みでした) 碁石茶のほうは逆にさっぱり系でした。好みですがどちらもおいしかったです。300円。

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帰り道、雲ひとつない空、行く手には讃岐富士。
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by kurashiki-keiko | 2010-06-06 06:21 | おでかけ | Comments(2)

Commented by カミタク at 2010-07-03 16:20 x
【リンク報告】
はじめまして。カミタクと申します。

 私が運営しておりますホームページ「温泉天国・鹿児島温泉紹介!」内の「高知温泉・観光案内」ページ内のサブ・コンテンツ「高知県立坂本龍馬記念館訪問記」から、貴ブログ記事にリンクを張りましたので、その旨、報告申し上げます。

 今後共、よろしくお願い申し上げます。
Commented by kurashiki-keiko at 2010-07-03 16:26
カミタク様、リンクありがとうございました。
多くの人に見ていただけて参考にされるとうれしいです。

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