自分のやりたかったことに挑戦―映画「RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」

雨の土曜日、夫は蒜山に行きたそうでしたが、雨では景色もよく見えないよ、と、映画を見ることにしました。次男に聞いてみたら、最近のお勧めは松たか子主演の「告白」。高校教師が教え子にわが子を殺されて・・・と言うサスペンス・推理物。あまり暗いのは娯楽として気楽に見られないし後味がねえ、と中井貴一主演の「RALWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語」を選び、MOVIX倉敷のネット予約をしてから出かけました。ほんと、ネット予約だと並ぶ必要が無くてぎりぎりに行っても席が確保されているので助かります。10時30分から午後1時までの上映時間。

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到着は開店の1分前でしたが、すでに駐車場は9割がた埋まっていました。雨だからみなさん思うことは一緒なのかな。夫はお楽しみのポップコーンとアイスティー、私はカフェラテを買っていざ。8番シアターはおよそ半分の入りでした。
 主演は中井貴一さん、大体のあらすじは新聞?などで知っていました。娘役はどこかで見たなと思ったら、朝の連続ドラマ「ファイト」のヒロインだった本仮屋ユイカさん。女子大生役でしたが、あの朝のドラマのころはまだ半分子供だったのが美しく成長したなと思いました。また、母親役、最初わからなかったけれど、奈良岡朋子さん。実年齢に近い役でしょうが、病気の年寄り役、しかも方言を違和感なく話していたのはさすが、と思われました。奥さんの高島礼子さんは都会的な主婦役でこれもエリートサラリーマンの妻としてははまっているかと。
脇を固めたベテラン陣、橋爪功・佐野史郎さん、アリとキリギリスの石井正則さんらは地味に地元の鉄道会社の人を違和感無く演じていてこれまたはまっていると思いました。
これは、と思ったのは、主人公と同期入社の、元野球少年の役の若い人、三浦貴大、彼は三浦と言う苗字だったのでもしや、と思って調べたらやはりあの三浦友和さんと山口百恵さんの息子さんでした。こんな若者になっていたなんて。彼もまた挫折した若者の感じがよく出ていてよかったです。
 少し無理があったなと思ったのは、事件があって辞表を出した主人公が事務所の外へ出ると、地元の人が「やめないで」と大勢集まってくるシーン、(そんなにタイミングよく集まるなんてありえないでしょう、と突っ込みを入れたくなりました)、それから「ホーランエンヤ」のお祭りの船のなかで中井貴一とその友達(役名も役者さんの名前も失念)が声高らかに歌う場面。漁師町の町単位のお祭りと聞いていたので、野菜作りをしていたおばあさんの家の息子がああいう船に乗ることはありえないけれど、中井貴一さんの歌声はかなり張りがあって、いい声だったので、ドラマの盛り上げに、地元の12年に一度のお祭りを宣伝する意味でも入れたのだろうと、まあ大目に見ることとします。

 で、ドラマそのものは、40代になっても自分のやりたいことをやっているか?、今からでもやろうと思えば道は開けるんだよ、と教えられていてとてもよかったし、個々のエピソードもとてもよくて、夫は何箇所も涙が出たと言っていました。
 それに島根の海(宍道湖?)をバックに走るのどかな電車の風景がまたすばらしくて、春から秋へと移る季節も稲穂などで現われていて、長いスパンで撮影されたことをうかがえました。私が子供の頃に利用していた、自転車を載せたり行商の人が乗っていた倉敷市の下津井電鉄の電車や、岡山市の西大寺の軽便鉄道を思い出してぐっと来ました。どの電車も廃線になってしまいました。
 それから、田舎の家に娘と主人公が行って晩御飯を食べるシーンでは、柱時計の時を刻むかすかな音が聞こえる静けさ。そうそう、昔祖父母の家に行ったら、あの静けさがあったっけ、と思い出しました。
 まだ見てない人にはお勧めしたい映画です。
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by kurashiki-keiko | 2010-06-27 07:09 | おでかけ | Comments(0)

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