金子みすゞ記念館~香月泰男美術館~松下村塾


d0031853_103373.jpg
10月17日(日)、朝9時11分発の山口線普通列車で益田へ。

d0031853_10343890.jpg
車窓には昨夜飲ませてもらったお茶の産地らしい茶畑が見えました。相変わらずのどかな緑の田園風景に赤い石州瓦。萩に行ってタクシーの運転手さんに聞いたところによると、この石州瓦は重いので、柱がしっかりしていないと乗せられないとのこと。雪を考えて頑丈な作りの家が多いためでしょう。

d0031853_10365340.jpg
益田に到着。ホーム反対側に待っていた山陰本線の普通電車に乗り換え。

d0031853_10375038.jpg
海岸沿いに走る山陰本線の車窓からは海が美しいこと。ここは海が一番近い場所でしたが、水が透き通っているのが分かります。

d0031853_10384798.jpg
この海岸も、穏やかな海の深い藍色がとてもとても美しい風景。





d0031853_10393827.jpg
瓦屋さんの置き場も見かけました。こうしてみると赤茶色のは比較的少ないみたい。

d0031853_10402751.jpg
山陰でもここらは倉敷とあまり変わらない稲刈りの時期のようです。津和野はもう終わっていましたが。

d0031853_10412158.jpg
この日の宿泊先の萩をいったん通過します。萩駅には萩が咲いていました。

d0031853_10421953.jpg
11時39分、長門市駅に到着。ふと見上げた時刻表、1時間に一本あるなしのダイヤ。あらー。

d0031853_10432846.jpg
長門市駅からタクシーで10分ほどでめざす仙崎の金子みすゞ記念館に到着。しもた屋風というか、昔のみすゞ生家の書店「金子文英堂」を再現しているそうです。

d0031853_10464030.jpg
叔母のところへ養子に出ていた実弟の上山雅輔さんの記憶をもとにこの建物が再建されたそうです。

d0031853_12343782.jpg
通りに面した2階のみすゞの部屋。ここで縫い物や詩作をしたようです。

d0031853_10532487.jpg
d0031853_1193390.jpg
私も実家はずっと五右衛門風呂で小学生のころは風呂焚き係もしていましたが、ここは水道はなく、井戸から汲んだ水を入れて外の焚口で沸かすお風呂。炊き口に燃え残りの薪があるので冷めにくくて気持ちの良いお風呂です。生活の中でこうして詩が生まれていた様子を、建物のあちこちにこのように掲示してありました。

d0031853_11104456.jpg
「お使いは自転車に乗って」の作詞は実弟の上山雅輔さんだそうです。夫が知らないというので、歌ってあげました。昔、音楽の教科書で私は習いましたが、元宝塚女優の轟夕起子さんが歌っていたようです。

d0031853_1114327.jpg
みすゞ記念館の通りにはなーんもなさそうな田舎町でしたので、記念館の受付の人に聞いて徒歩6,7分?のこちらのお店にお昼を食べに行きました。漁師さんがやっているような海鮮料理の店です。本店と支店がすぐそばにあって、なんと私たちが行くちょっと前にはハーレーダビッドソンのツアーの団体100人様が来ていたのだそうでした。遅めでよかった。

d0031853_1117280.jpg捕れたての海鮮丼。ここはウニが名物らしい。

d0031853_11173822.jpg私は人気メニューだというウニ釜飯セットに。こちらにもとーっても新鮮なお刺身つき。

 お店でタクシーを呼んでもらって萩まで。途中に立ち寄ったのはこちら
d0031853_11184510.jpg
香月泰男美術館でした。この香月泰男さんというのは、テレビで評論家の立花隆さんがこの人の「シベリアシリーズ」という、シベリアの収容所に抑留されていたころの真っ黒い絵が好きで、わざわざシベリアの西奥のほうの収容所まで出向いて、当時と同じ重さの荷物を背負って追体験するという番組に出ておられたのを見て、興味がありました。

d0031853_11221526.jpg
こちらの文字は、香月さんと親交のあった俳優の故・緒方拳さんの書だそうです。男らしくごつごつした拳さんの性格が出ているような文字です。館内は撮影できませんでしたが、意外にも木の胴体とブリキの筒の手足を持ったかわいいロボットみたいな人形が多数作っているのが楽しかった。また、絵もシベリアシリーズしか知らなかったもので、暗いのかしらと思ったら思いのほか明るいものが多くて、結構楽しめたり、また館内にはアトリエの再現もされていて、壁が全部杉材でできていていろんなものが掛けられているのが楽しそうでした。

d0031853_11285154.jpg
萩に着いたのが3時ごろで早かったので、松陰神社へ行ってみることにしました。

d0031853_11294099.jpgやはり待機していたボランティアガイドさんにお願いして案内していただきました。港さんという人でした。

d0031853_11304557.jpg
ノートにボールペンで書きながらの説明。あらかじめ必要事項をきちんと書いていたほうがわかりやすいのにとは思いました。

d0031853_1132620.jpg
日本の近代史になくてはならない「松下村塾」。こんなに小さい。

d0031853_11325332.jpg


d0031853_1136561.jpg
こちらは塾生の部屋。寝泊まりしていた人と、通っていた人がいたそうです。主な塾生の写真がありました。多くは若くして亡くなったけれど、伊藤博文とか山県有朋とか、その後の日本を背負った人たちが、わずか1年ほどのこの塾での松陰の教えから生まれたというのはなんともすごいことです。

d0031853_11382835.jpg
こちらが講義室。竜馬伝など幕末ドラマには必ずと言っていいほどここの場面が出てくるんですね。

d0031853_11395061.jpg
松陰が蟄居していたという、四畳半に押入れとか神棚をしつらえて実質三畳半の部屋。ここの窓から慕ってくる人に教えていたというからすごい。ここが手狭になったので松下村塾を建てたそうです。
d0031853_1141916.jpg

松陰という人については私はここへ来るまでほとんど知らないといってもいいくらいでしたが、まだ29歳の若さで獄死するまでに西の長崎、東の江戸や北陸あたりまで広く日本を旅して知人を得て、手紙により居ながらにして政治情勢などを知り、萩の地にあっても的確に情勢判断をして弟子に教えていたらしいことが分かりました。この人なくしては日本の近代はあり得ないといってもいいくらいに重要な大人物です。

d0031853_11453785.jpg
萩の日没はちょうど5時半、こんもりとした山は萩城跡のある指月山(しづきやま)だそうです。

d0031853_11465874.jpg夕食は新鮮な魚介類のご馳走でしたが、最後のこのお茶漬け、薬味のちりめんや紫蘇やみょうがを乗せて食べてみると、
d0031853_11482956.jpgみょうがの風味が効いておいしかったです。


金子みすゞ記念館
http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/misuzu/
よ志乃について http://r.tabelog.com/yamaguchi/A3503/A350302/35005032/
香月泰男美術館 http://www.city.nagato.yamaguchi.jp/~kazukiyasuo/index.html
[PR]

by kurashiki-keiko | 2010-10-22 11:49 | | Comments(2)

Commented by ラベンダー at 2010-10-22 16:42 x
私は香月泰男が大好きで東京まで見に行ったことがあります。
(友達は山口の香月泰男の美術館に一人で行ってきました)今は身動きが出来ないので旅行記はとても楽しみにしています。
Commented by kurashiki-keiko at 2010-10-23 02:20
ラベンダー様、東京まで、すごい。
すみません、香月泰男美術館は内部は撮影していませんので文章だけで。私はそれほど彼の絵のほうの予備知識もなくテレビのことだけで行ったものですから。
絵日記というのをずっと描いていたそうですね。
奥さんがホームページで語っています。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。

<< 萩―維新への胎動の地 津和野 余談 >>