封切り映画「武士の家計簿」を見に


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4日(土)午後1時40分からの回で、MOVIX倉敷で「武士の家計簿」を見てきました。キャスティングが良くて予告編が気になっていたので。
オフィシャルサイトを見ると、主な舞台の猪山家の間取りが出ていてチェックしていたので、(あの部屋をこういう方向から見ているのだな)とわかってよかった。
感想は、「芸は身を助ける」ということわざ通り、父がビシビシ仕込んでいたそろばんによる金銭教育のおかげで後には明治政府に取り立てられたという息子の、幼児教育の徹底ぶり、世のお父さん方に見てもらいたいと思います。その当時だって寺子屋とか藩校があったろうに、子の父親は自ら書道やら論語やらを息子に教えています。そしてお家芸のそろばんはより一層の徹底、家の家計簿も息子につけさせ、どうしたら赤字にならないで済むかを考えさせています。こういう教育をしていると、家の事情も知らずにお金を使って大学へやってもらっていながら無駄遣いをして遊んでいるような子供は育たないだろうと思われました。また、成長しては一家だけではなく国家の財政とかかわるようになるのですから、訓練の場としては一家の家計簿も素晴らしい教材となりうるのだということを、家計簿を1人でつけている主婦としては少々の反省がありました。
 また、大赤字の借金まみれの家の財政を知り、武家の体面などよりも健全な財政のほうが大切、と家の道具や着物を売り払って借金返済に充てるという大英断をした主人公の勇気をたたえたいと思います。みんな愛着のある道具や衣装を泣きの涙で手放し、食事の中身も質素に、弁当も塗り物の弁当箱から竹の皮に入った握り飯にと、同僚の憐みも気にせず押し通す勇気は本当に偉かったと思います。裏方としてその食事を実際に作ったスタッフの方も、時代考証をしておかずを考えるの、大変だったろうなと思います。やっと借金が返し終わっての弁当復活の時のおかずも。
それから奥方のお駒さんの食生活の工夫がひいては金沢藩主の食生活の倹約の知恵となっていくのもも白かったです。お駒さんは深刻ぶらずに倹約を楽しんで工夫していたのが「そうそう、それそれ」と同感するところでした。
 一家の食事の場面、箱膳できちんと家長を上座に三世代、四世代そろっての質素だけれども温かい風景。ヨメの立場としては大姑までいる大変な家だなと思うけれども、当時はそれが当たり前、上手に家庭を切り盛りする女の仕事もまた宮仕えする主人と同じくらいに大変な仕事だと感じました。また父が亡くなり祖母が亡くなり母が亡くなりして時代が移っていく場面にも、そういう年回りだからか、より感じるところがありました。
 夫は、大した事件もなく退屈な映画だったというけれど、主婦の私は、そういう猪山家の教育法とか、質素倹約とか教育とは何かと教えられた思いがします。
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by kurashiki-keiko | 2010-12-05 03:08 | おでかけ | Comments(0)

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