夫の兄弟と見学会
2010年 12月 13日
仕事中の夫を除いて、帰省中の義兄と、母と私、それに義妹も少し遅れて駆けつけました。
実は、その建物の上にある施設に入所を検討していて、それには少しでも抵抗なくその場所に行けるようにということで、1階にあるデイサービスを利用しては、と言うことになったのです。
義母はこれまで通っていたデイサービスセンターに戻るものと思っていたようなので、「入院で前のところを一旦切ったら待機していた人が入って、満員になったのでほかを探したから」ということにしています。
次いで2階、と思っていたら棟続きの1階フロアのドアを開けると入居施設の玄関となっていて、以前にも説明役でお会いしたKさんがいらっしゃいました。大変感じのいい方で受け答えもしっかりしていて、この方が施設の管理者でいる限り大丈夫と言う安心感がありました。4人でそれぞれに心配なことなどをまたいろいろとお聞きして、今は満室だけれども、夫と私の気持ちが整理できて、次にお声をかけていただけたら入居させていただくことになりそう。
兄や妹が思っていた、入居しながらデイケアセンターにもいくというのは介護保険の制度上無理と言うことはわかって、入居者のためのプログラムもあることなどの説明を受けました。
母が何度も聞いたのは、費用のこと。しかしこちらの施設は1か月ごとのお払いなので莫大な入居一時金はいらず、その点は大変助かりますし、母の手元のお金で十分にまかなえることが分かりました。
兄と妹は、私が義父の介護を入れると20数年お世話をしているので解放してやろうと思ってくれているのです。私と夫は、いろいろと大変なこともあるけれども義母を施設に入居してもらうことに対する申し訳なさとか抵抗感があり、なかなか決断できずに来ました。私は実母やら祖母がその上の世代を最後までお世話するのを見てきた人間なので、安易に手放すのはとても心残りなのです。決して義務感からではなくて、老母がいとおしい部分もあります。
が、もう義母も90歳。頭はしっかりしているように見えても、日常はなかなか思うように体は動かず独り言も多くなってきました。夫は大病もしているし、私たち夫婦も元気なうちに楽しみたい部分もあるので、ここらで…と悩みつつ決断する時期に来ているようです。
今は昔と違ってよい制度や施設もできているのだから、利用させてもらおうか、と、思うようになりました。
とりあえずは、明日から、義母は新しいそのデイサービスセンターを利用させてもらうことから始まります。
by kurashiki-keiko | 2010-12-13 17:18 | 老いということ | Comments(2)
私はkeiko様のお立場もよくわかりますし、近い将来義母様の立場にもなりそうで、何とも言えない気持ちです。