ドラマ「「私は屈しない~特捜検察と戦った女性官僚と家族の465日・…」を見て
2011年 02月 01日
主人公は国家公務員としての仕事に誇りを持って誠実に勤めていたのに、ある日公文書偽造の疑いをかけられて事情聴取されるために東京から大阪地検へ。
検事の取り調べは最初からストーリーを組み立てていてそれにうまく合致するような言質を取り付けるためにのみ勧められていく。主人公はその調書は自分の言ったこととニュアンスが違うというと、大筋そうでしょうとか押されていく。当事者だった部下のほうも、自分がやったと言っているのに、この主人公のかかわったかのような証言にねじ曲げられた調書をつくられていったことが裁判で判明。
長いながい拘置所生活、「13番」と言う番号で呼ばれ、布団と便器のあるだけの室内で過ごす。そして差し入れてもらった関係書類から、証拠の矛盾点を探り当てる。
家族との生活も描かれており、忙しい官僚だった主人公は、「第1主婦は上の娘、第2主婦は夫、そして自分は第3主婦」と称しており、日頃から家族が協力し合って家事をこなしていたのが幸いして、彼女が逮捕された後も家族が協力して彼女を支えていく。
やがて公判となり、元部下の証言から、部下一人の仕業だったにもかかわらず彼女が命令したかのように調書が作られていったこと、それに彼女に書類作りを依頼したという国会議員のアリバイが手帳によって崩され、無実と言うことが分かる。
…あらましこんなことでした。
検察ストーリーにはめられていく怖さと共に、彼女の「第1主婦、第2主婦」と言う家庭での家族の協力の姿がとても印象に残りました。キャリアウーマンがうまく仕事と家庭を両立するためには、こうした協力が不可欠だし、そのおかげで立派な仕事ができたのだなあと、羽仁もと子のいうところの「一家総動員」がここにあるなあと感動したのでした。
by kurashiki-keiko | 2011-02-01 18:30 | 感動したこと | Comments(2)
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