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夢二生家へ


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この暑いのに、だんな様がどこかへ行こうというので、やってきたのが夢二生家。学生時代以来。たしかぶどう棚があったと思ったけど・・・と思っていくと、ありました。ネオマスカットがぶら下がっていて。入館料が500円。高い。
 でも、田舎家、入って4畳ほどの変形の彼の部屋、1段下がっていて、木の格子の出窓があって、小さな机。隠れ家みたいで落ち着きそうな様子は昔のまま。あの部屋を見ただけで、値打ちがありました。子ども時代の夢二はここで何を思っていたのかしら、などと思いました。
 また昔はなかった、「少年山荘」という、東京の彼のアトリエが再現されていて、そこにも彼の年譜があり足跡をたどって彼の生き方を思いました。好きな女性ができるたびに正直に生きた人なのかなあと。
 そして、日本最初の商業デザイナーだったのかなあと、関東大震災で出版業界が壊滅的打撃を受けなければ、もう少し時代の寵児でいられたかもしれないのに、51歳で結核で亡くなったとき、彼は失意のうちになくなったのでしょうね。
 と、まあ、少し考えました。

by kurashiki-keiko | 2005-07-23 17:25 | しみじみしたこと | Comments(2)

Commented by yassy127 at 2005-07-24 15:54
非凡な人の人生をたどってみるのは自分の肥やしになりますね。
美しいものを素直に愛し続けたことが美しいことなのでしょうか。
でも生活人としてはどうだったのでしょうか。
Commented by kurashiki-keiko at 2005-07-25 04:26
書き込みありがとうございます。郷土の有名人ですから、その人生たどってみるのもまた興味深いです。凡人にはなかなかできない生き方です。3人の子供を作った奥さんのたまきさんとは離婚と結婚を繰り返したとか。でもアトリエの間取りは次男の記憶で再建したそうですから、ここで子供との暮らしもあったのではないかと思います。
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