夢二生家へ
2005年 07月 23日
この暑いのに、だんな様がどこかへ行こうというので、やってきたのが夢二生家。学生時代以来。たしかぶどう棚があったと思ったけど・・・と思っていくと、ありました。ネオマスカットがぶら下がっていて。入館料が500円。高い。
でも、田舎家、入って4畳ほどの変形の彼の部屋、1段下がっていて、木の格子の出窓があって、小さな机。隠れ家みたいで落ち着きそうな様子は昔のまま。あの部屋を見ただけで、値打ちがありました。子ども時代の夢二はここで何を思っていたのかしら、などと思いました。
また昔はなかった、「少年山荘」という、東京の彼のアトリエが再現されていて、そこにも彼の年譜があり足跡をたどって彼の生き方を思いました。好きな女性ができるたびに正直に生きた人なのかなあと。
そして、日本最初の商業デザイナーだったのかなあと、関東大震災で出版業界が壊滅的打撃を受けなければ、もう少し時代の寵児でいられたかもしれないのに、51歳で結核で亡くなったとき、彼は失意のうちになくなったのでしょうね。
と、まあ、少し考えました。
by kurashiki-keiko | 2005-07-23 17:25 | しみじみしたこと | Comments(2)
美しいものを素直に愛し続けたことが美しいことなのでしょうか。
でも生活人としてはどうだったのでしょうか。