6月19日、高速無料化実験の最終日。せっかくなので瀬戸大橋を渡って。
行き先は例によって夫の気の向くまま。私は助手席でミステリーツアーの同行者。
屋島の入り口に着ました。ここまで来ると夫の定番コースは、うどんの「わら家」。ほかに讃岐うどんの店、知らんみたいよ。名店と言われる店をめぐるうどんツアーも盛んだというのに。
「わら家」の駐車場は以前の4倍くらいにひろげられてガードマンが交通整理するほどで、しかもほぼ満車。いったいどのくらい待たされることやらでしたので、「よそへ行こうよ」。
しばらく走ると、こんな石材屋さんだらけに。ここは庵治石で有名な所です。密度の高い高級な石。
うどん屋の看板発見。
交差点にも。ここ右折するのね。
こんな山の中にあるの?
看板がなかったら、たぶんお客は誰も行けない、行かないですね。
ほーっ。やっと駐車場に到着しました。
手作り感漂う外観。
讃岐うどん店には普通の、玉の大小を指定したらあとはセルフ。トッピングの天ぷらを選びうどん玉とのお金を払うと、あとはかごに入れてうどんを温め、だしをお玉で入れ、天かすとネギを入れて出来上がり。
外にはこんな大きな石のテーブルが。さすが庵治石の産地。立派な石のテーブルの脚がコンクリートの土管というのも、ねえ…。でもこの席で食べたかったな、時候もいいころだし。
営業時間のお知らせも手書きで。
・・・・夫が行きたかったのは、実はこの店ではなくて、以前(かなり昔)取引先に連れて行ってもらったことがある、醬油屋を改造して作ったという高級なお店だったそうですが、そんなお店らしい看板も見当たらず、でした。どなたか情報がありましたら教えてください。
塀に掲げられた何とも立派な庵治石の案内板。贅沢に石が使われているのも産地ならではでしょう。
こちらのお寺も源平合戦ゆかりのお寺。義経の腹心の部下、佐藤継信をこの本堂の扉の上に乗せて運んだとかで、菩提寺になっています。
近くには屋島の合戦にともなうエピソードの史跡がいっぱい。
お寺の塀の面に石でできた源平合戦の屋島の合戦のあらましとエピソードの説明板がありました。平家物語大好きな私にとってはうれしさいっぱい。どれどれ・・・
細かいエピソードはいくらか知っているけれども、数年前にタッキーが主演した大河ドラマ「義経」によるところもかなり大きい。義経一行が嵐の海を越えて四国の徳島あたりに上陸したのもドラマで知ったようなわけでした。
これらのエピソードの内でやはりもっとも有名なのは「那須の与一、扇の的」のところでしょう。おりしも沈みかけた夕陽のなかを射られた扇がひらひらと海面に落ちていく様はそれだけで一服の絵であり平家の未来の予兆でもあったという、「平家物語」では美しい場面です。
お寺の庭園はその屋島の合戦の場面をイメージしているそうです。
こちらは民家の前の路地ですが…
義経の弓流しのエピソードの場所だそうです。へー、海の上だっただろうに、そんな場所が特定できるのかしら。
付近には石をくりぬいて作った庭園灯の展示。石の町ならでは。
ということでお出かけは終了。
この日の帰りの高速料金は高松中央院インターから早島インターまで1,400円でした。以後は高いうどんになることでしょう。