東北海道の旅 その6 知床五湖

2011年7月10日(日)、午後2時半、知床五湖のツアーのためにホテルへガイドさんが迎えに来てくださいました。午後からのガイドは菅沼さんと言う方でした。「岡山では災害医療派遣ボランティア団体「AMDA」の代表で有名なお名前ですよ」というと知らなかったようでした。千葉の出身で今は羅臼にお住まいとのこと。ガイドさんは地元出身者よりはよその人がそこの魅力に取りつかれて働いている人の方が多いようです。菅沼さんのサイトはこちら
 別のホテルでも若い女性4人組とご夫婦?1組の6人を拾って行きました。
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若い人たちは「きゃー、鹿がいる」と喜んでいました。私たち、先ほど広い場所で鹿をシカと見て来たばかりなので、残念ながらそれほどでもなく、彼女たちの邪魔をしないように黙っていました。
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しかし、続いて出てきたこの生き物。知床で初めての出会いでした。イソップではよく登場するアレ。キツネ君でした。思ったよりも小さくて細い体でした。




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こちらはかつて住んでいた人の家が朽ちたもの。昭和40年ごろまで最後の住民がいたそうです。ところどころ開けている土地はその人たちが開拓した名残だそうです。

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駐車場には大型バスはじめ車がいっぱい。霧がかかっています。
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知床五湖へは、2つのコースがあり、図の左手にある木道のコースと、地面を歩く右手の1周コースになっています。木道なら車椅子でも自由に立ち入ることが出来ますが、地面を歩くにはガイドに連れて行ってもらうツアーだけが今年から許されることになったそうです。
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1日に何組と決まっているみたいで、ガイドツアーの人も映像でクマと出会わないことが一番大切、といったレクチャーを受けます。次いであとで郵送するようにと、アンケート用紙も配られました。ガイドさんはこの建物の人と連絡を取りながら案内するようです。もちろんクマよけスプレー必携です。建物のドアを出るとツアーが始まりました。
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分岐点を右へ進みます。
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道はところどころぬかるみ。私たち夫婦だけ午前中にお借りした長靴を履いていたので平気でびちゃびちゃと入ります。レクチャーでは、たとえ道が泥んこでもその左右の草むらを踏んで歩かないこと、とありました。
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木の根っこのアリの巣をクマが食べたあと。クマは大体植物をたべ、アリは貴重な動物タンパクだそうで、こうして巣を壊して食べるのだそうです。

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こちらの放射状になったものは、シカの食害で枯れて倒れた木の根っこ。
「次元」に似たガイドの菅沼さんは私たちに「これをバックに写真を撮ったら千手観音みたいなのが撮れますよ。ハイどうぞ!…あれ、こないだ大阪のおばさんたちに言ったら大うけだったんだけどなあ…受けないかなあ?」夫婦2組は照れてかあほらしいと思ってか、遠慮してか、乗らず。若い女性4人組は迷った挙句に4人が縦1列に並んで顔と手をずらして千手観音風になって写真に収まりました。

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森のあちこちにこんな風にシカの食害で枯れて倒れた木が見られました。午前中のガイドでも教えられたのですが、たぶん好みのハルニレなのでしょうか。森の中で木が1本枯れてなくなると、その周囲の植生が変わるのでよくないようです。

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こちら、下から4m位でしょうか、クマの爪痕が刻まれています。クマさんはあの巨体にもかかわらず木登りは上手です。

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五胡が見えてきました。霧で向こう岸が見えず幻想的です。秋には紅葉がきれいだそうです。カイツブリの子がたくさんいましたが写真に撮ることはできませんでした。

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ガイドさんがこまめに写真を撮ってくださいました。後姿がガイドの菅沼さんです。

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足元の木道の隙間に生えている三つの葉っぱのこれは、ツタウルシで触れないように、とのこと。ウルシの木のほうはないそうでした。

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こちら、枯れて倒れた木(たぶんハルニレ)に生えたタモギタケがたくさん生えています。クマの大好物です。

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d0031853_3422739.jpg四湖に着きました。ここは以前クマが泳いで渡るのを見たことがあるそうです。また、押切もえさんがテレビロケをしに来ていたのだとか。

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地面に黒いお団子状の物体が落ちていました。シカのふんでした。いたずら好きな菅沼さん、「みなさんこの上にしゃがんでポーズして写真を撮ってくださいね。あれ、誰も撮らないんですか?私だけ?」というわけでこの写真です。

d0031853_3522277.jpgこんな、空洞になった木もありました。「この中にカメラを入れて写真を撮ったら面白いのが撮れますよ」・・・
d0031853_3534328.jpg見上げた映像には空まで抜けて映っていました。

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「この大木、後ろがおもしろいんですよ」と言われるので回り込んで見ると・・・

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わーお、こんなになっているとは。昔話の「こぶとりじいさん」が雨宿りをした木のほこらはこんなのだったのかしら、と思いました。知らずに道を歩いていたらわからずに通り過ぎたでしょう。

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この木の割れ目は何でしょう?・・・(私は昨年尾瀬を歩いた時にガイドの千明(ちぎら)さんから教えられたのでしたが)答えは、「凍裂(とうれつ)」といって、木の水分が凍って裂けたもので、-25℃以下(だったかな?)になると起きる現象だそうです。とはいうものの最近は温暖化でなかなか起きないようで、これもだいぶ再生されているようです。

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水面に浮かぶハスのような葉っぱのこの黄色い花は、ネムロコウホネだそうです。

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こちらの楕円形の葉っぱはヒルムシロ。

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三湖に出ました。

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晴れていればここから知床連峰が見えるのでしょうが、霧で全然見えず。残念。

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湿地に生えているミズバショウの群落。ヒグマの大好物なのでかなり踏み荒らされていました。

d0031853_4205729.jpg小鳥が…すぐそばでとても大きな声で鳴いていました。名前を忘れました。

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ツアーが終わるころになってやっと晴れ間が見えてきました。途中雨が降ったりしたのでもうちょっと早くあがってくれたらなと残念でした。

d0031853_4243574.jpg予定では2時間半でしたが、3時間歩いたので団体客はもうとっくにみんな帰っていて、6時10分過ぎになっていました。
ここは6時半に閉まるので、それまでならば木道の方の展望台に行ってもいいとのことだったので・・・

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野次馬の私、これは行ってみなければ、と若い子4人組に続いて小走りで行ってみました。ところが

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まーた霧。見る間に濃くなってきて

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何が見えるのか見てみたかったのに、こんな風なありさまで、すっかり霧に隠れてしまいました。

・・・というわけで、お借りしていたカッパと長靴は途中に雨がざんざん降った時もあり役に立ちました。ガイドの本部に立ち寄った時にお返しし、ホテルに送られて帰るともう7時になっていました。
 1日中歩き回って疲れ、食事とお風呂を早々に済ませて早く寝てしまいました。

ガイドの菅沼さんのこの日のブログ記事はこちら
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by kurashiki-keiko | 2011-07-15 04:18 | | Comments(0)

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