気にしてくれる人がいるだけで

 先日、病気入院して退院したご近所の人にお寿司を届けたら、玄関にその人に差し上げた袋の中におみかんを入れてお返しとしてでしょう、置いてありました。
 お礼の電話をすると、病気になった経緯の詳しい説明をしてくださり、病気中は「自分のことなんて世間のだれも気にかけてくれないんだ」と気落ちしていたのに、私が気にかけてくれていることが大変うれしかったとのこと。そうだったのか、とお見舞いにお金より物より、その「あなたのことを気にかけていますよ」というメッセージが何より大切なのかと気付かされました。
 たまたまその次の日だったか、娘から電話が入って話をしているうちに、前の職場で短い間上司だった人が娘の働きぶりを見てくれていて、またいつでも戻ってきたら使ってくれるという話を人から聞いたとのこと。頑張って働いているとみてくれていたんだわ、とうれしかったとのこと。
 同じような話でした。
 そうなのです。その時は暗くて自分一人、と思っていることでも、だれかが見ていて気にかけてくれている、と思うだけでほっと心が軽くなるものなんだな、と思わされました。
 私も、夫の父を介護している間は世間から忘れられたような存在で、足掛け9年、介護すること自体よりもつらかったのでした。世の中は井戸の底にいるような私を置き去りにして、井戸の上に広がる雲のようにどんどん過ぎ去っていく、というイメージでした。そんな時に、友の会の大先輩から、一通のはがきをいただきました。「どうしてる?元気?」というような短いたよりでしたけれども、それがうれしくて、よれよれになるまでずっとバッグの中に入れていました。
 今、私は幸い健康ですし、忙しい中にも、民生委員と言うお役目ではあるけれどもそれがなくても、そういう人に声をかけてあげたいと心から思えるようになりました。
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by kurashiki-keiko | 2011-10-13 11:46 | うれしかったこと | Comments(6)

Commented at 2011-10-13 22:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kurashiki-keiko at 2011-10-14 12:03
鍵コメ様、初コメント大変うれしく拝見しました。
パエリアのレシピは、このブログ右側の『最新のコメント』の下のところにに検索のための枠があり、そこに「パエリヤ」と入れたら関連記事が出てきますよ。
私も過去記事はそうして検索しています。パエリヤのレシピについては2010年5月10日の記事に書いていましたのでどうぞごらんになってください。
Commented by miyakeoriibu at 2011-10-14 16:23
お見舞いはお金や物よりも心づかいですね。
民生委員をしていた頃はお一人住まいの方や若い人が勤めに出て
日中一人でいる方のところへ月一はお訪ねしていました。
「上がって」と言われるので、上がらせてもらって話を聞いていました。
とっても喜んでくださっていました。
今でもお寿司を作ったら届けている方もあります。
喜んでくださるのがうれしくて・・・・・。
Commented by kurashiki-keiko at 2011-10-14 19:19
miyakeoribu様、お役目ではありますが、やはりやさしい気持ちになって「あなたのことを気にかけていますよ」というメッセージが何より大切かな、という気持ちになりますね。
Commented at 2011-10-14 21:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kurashiki-keiko at 2011-10-15 16:30
鍵コメ様、こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。

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