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花瓶の水替え

 中学校1年生のころのこと、私は「美化係」だった。役割と言うのは、教室の壁掛け花瓶の花を管理することで、生徒の持ってきた花を活けて出来るだけ長持ちさせるために花瓶の水を入れ替えてやること、だった。当時は木造校舎の2階に教室があり、水道は階段を降りたところにしかなかったので、結構遠距離を運ばなければならず、ろくに手伝いもしていなかった私にとってそれは初めての?面倒な役割だったかもしれない。授業が終わり、終わりの会のあと、1人残って花瓶2つの水を替えに1階の水道までの往復。
 ・・・今、私は義母の管理下だったお仏壇を管理するようになり、そのことを思い出している。食事時にはお茶とご飯を差し上げ、花を枯らさないように、ご飯と同時に水替えもしたら忘れないわ、と夏場に比べるとずっと日持ちするようになった花の水替えをするようになった。あのころ、13歳の私は誰もいなくなった教室で一人花の水替えをしていたけれど、今そのことが生きてきたのかもしれないと思う。
 長い長い時代を経て、こんなところにあの経験がつながっていたなんて、ということがほかにも色々あるのかなあ、と思う。

by kurashiki-keiko | 2011-11-10 03:58 | 日常 | Comments(0)

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