久しぶりの岡山―与勇輝展
2012年 01月 15日
11時ごろ着、チケット売り場には行列ができていて。
前回は倉本聰さんのニングルという妖精の話の人形が主でしたが、今回は戦後の混乱期に生きるけなげな子供たちの姿が多く展示されていました。カーキ色の上着やズボン、はだしに下駄ばき、靴磨きをしている少年や、防空頭巾をかぶった妹をおんぶした女学生。「あのころ」を思い出すような高年のひとや、そんな時代は知らないわと言う若い少女たちも、その人形たちの表情やしぐさ、指の先まできちんと表現された様子、靴とか帽子、補虫網や虫かご、ざる、おひつ、電話機と言った小道具に至るまで本物そっくりに作られたその技術の高さ、どれをとってもため息が出たり涙ぐんだりするようなお人形の数々に見入りました。
もちろん撮影禁止なのでここでご紹介することはできませんが・・・
カンブリア紀には生物が爆発的に増えたものの、ある時に9割が絶滅し、その後生き残ったわずかな生物がまた少しずつ増え始めたのだとか・・・
三葉虫の化石だのアンモナイトの化石だの、様々あったけれども与勇輝さんほどの感動もなく、「もうかえろうよ」という小さい子供もいたりして、興味ある人でないと小さい子供をつなぎとめるのもなかなか難しそうな印象を受けました。
あっ、音声ガイドを受ければもうちょっと興味深く見学できたのかもしれません。
by kurashiki-keiko | 2012-01-15 23:39 | おでかけ | Comments(4)
与勇輝氏の人形、実は私はとても好きです。辻村ジュサブローよりもずっと好き。あの優しい感じがとてもいいですよね。
辻村ジュサブローさん、里見八犬伝とか三国志の人形劇、あちらも素晴らしい人形作家さんですが、作風が全然違いますね。静と動でしょうね。
与勇輝さんの思い出の中にある戦中戦後のけなげな子供たちの姿がとてもとても繊細に描写されていて、感動しましたよ。