幼稚園の卒業式に出席して
2012年 03月 15日
わが子の教育費がいらなくなってからもう10年以上、参観日もないですので、久しぶりに緊張感を持って黒服で出かけました。
まずびっくりしたのが園長室に通していただいて来賓の多さ。小学校の校長先生はじめ、地域の主任児童委員、民生委員のお連れが私ともう一人、愛育委員、町内会長、老人会長、それにここ2年ほどの幼稚園のPTA会長、副会長など、部屋一杯。
式場の2階お遊戯室に通されると、来賓は2列になっていて私はちょうど2列目の先頭になり、前の方になりました。
今年は各学年1クラスしかないとのことで、卒業生は親と対面するような配置で真中は鉢花でした。
卒業証書授与、は大きい人の学校のように一人1人前に進み出て園長先生から手渡しされ、下がって親にそれを渡すというもの。26人の卒業生が1人ずつ受け取り、次は歌と発表の場面。
私が一番驚いたのは子どもたちがよどみなく歌やセリフを間違わずに言えたこと。長い長い発表の文章でしたのに、26人の子供たちが同時に大きな声で言えたこと。
来賓代表としては小学校の校長先生が、「みなさんに一つだけ言っておきます」と、色画用紙で作ったつくしの模型をだされ、つくしの語源の一つは、スギナに「くっつくし」から来ているそうです。子供たちもこれまでのように「お母さんにくっつくし」ではなくて、入学までに自分のことは自分で出来るようになっていてください。というものでした。小さい子にもわかりやすく短く、と工夫された話しぶりに、さすが、と感心しました。
何しろ私は、わが子を幼稚園に入れたことがないので、式そのものもい実はこういうのは初めてでした。
岡山友の会幼児生活団に3人ともやりました。
生活団については、こちらのサイトをご覧くださいhttp://www2.ocn.ne.jp/~zentomo/seidan/dan.htm
生活団の卒業式は幼稚園のそれとは全然違っていて、子供たちはそれまでに何か月もかけて16項目くらいの励み表に精を出し、一つずつ自立に向かって生活の中ではげんでいくのです。それから「おもちゃのシンフォニー」の器楽合奏の練習を週1回の登団日には練習します。
生活団は毎日ではなくて週に1日だけ朝から午後まで、それまで自宅ではげんできたことを確かめ合ったり、小鳥やハトの飼育を当番でしたりする日があり、その日のお昼はおべんとうではなくて親が当番で給食を作るのです。献立表に従って分担を決めて試作して材料を持ち寄ってお昼までに作って出す、お昼が済めばおやつも手作りして出すのです。下の子を連れていたりしたときはことに大変でしたが、おかげで料理の勉強にはずいぶんなりました。
また、子供たちが朝起きるときから寝る時までの16項目?の励みをしている期間に、子供たちが卒業式に着る服を手作りします。私はそれぞれにベストとズボンを縫いました。当日は下級生のお母さんたちが協力してランチを作って出してくれます。私たちのころまでは巻き寿司だったりパンとメインの何かとデザートという年もありましたが、狭い部屋に両親まで一緒に食べるのでサンドイッチと紅茶に定着して行ったと聞いています。
・・・そういうやり方が幼稚園よりよかったとは申しませんが、独特の卒業の迎え方だったものですから、幼稚園の、小学校以上とほぼ同じような感じの式に、そうなんだ、改めて感慨深く思ったのでした。
by kurashiki-keiko | 2012-03-15 16:14 | 地域社会 | Comments(3)
まあ、来賓でご招待ですか? 大変ですわね(笑)
拝読していて、最近出席した結婚式を思い出していました。 近頃のこの種のイベントは演出するプロのお方がおいでになるそうですね、幼稚園の卒業式はそんなことも無いのでしょうけれど、派手な感じのお式に、ふっとそんな連想が生まれました。
後半にお書きのお式のように素朴な感じが相応しいと思ったのは、わたくしが古いからでしょうかね…
こちらの幼稚園の式場にも鉢花がびっしりと飾られていたし、園児の暗記した、四季折々の行事のありさまとか感想は先生の作文でしょうが、それはそれはすごい分量でした。それだけ「したぞ」と親や来賓にアピールするため?子供たちはどれだけ印象に残った行事があるのか?いやいや、批判するのはやめましょう。それぞれに一生懸命に子供のためになさったことと善意に解釈します。
詳細は17日の記事をご覧ください。
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