敬老の日に―NHKおはよう日本で―『置かれた場所で咲きなさい』
2012年 09月 17日
この本が60万部?のベストセラーになっていること、これを書いたのが渡辺和子先生85歳、ということで、最近のご様子が映像で流れて、私は食事をするのも忘れて映像に見入りました。
6月19日に倉敷友の会でも倉敷市芸文館で講演会を催し、台風接近にもかかわらず、当日券を求めて朝早くから大勢の人が並んでくださいました。遠くは京都や下関からもおいでいただき、生のシスターのお姿を拝見しつつお声を拝聴したいという方々が会場を満席にしました。
主催者側の私は、ご高齢のシスターを配慮して90分間大丈夫かしら、椅子をご用意した方がいいのかしらtご余計な心配をしましたが、番組で、今でも週2回、90分間の講義を受け持っていらっしゃることを知り、安心したりびっくりしたり。
ラウンジで今でも学生たちと触れ合ったり付属小学校の子供たちと話をしたり。
その生い立ちやら学長になられた経緯などの説明映像があり、最後に現在の様子に戻って、長い年月を様々な困難や病苦を乗り越えてこられたシスターならばこその深い思いでその「置かれた場所で咲きなさい」ということばと、その続き、「無理に咲けない時は、次に咲く花をより大きい美しいものとするため、代わりに根を下へ下へと降ろし根を張りましょう」という言葉があることを教えてそのコーナーが終わりました。たっぷり15分あまり、シスター渡辺和子先生、年を取ってそれなりに身長も低くなられたりお顔にもしわが刻まれたりなさいましたが、その生き方や紡ぎ出されるお言葉には全国の多くの読者が生きる気力をいただいていることがわかりました。
私にとってもまた、人生の中の多くの出会いの中で特別すばらしい出会いだったと思います。
by kurashiki-keiko | 2012-09-17 10:35 | しみじみしたこと | Comments(6)
情報ありがとうございます。
シスターはお元気で活躍されているんですね。
生徒さんたちに「大変だからする」というところではわかりやすく玄関で履物をそろえることを例えて言っていましたが、狭き門より入るということにも通じるんかなと思いましたが、人は心の持ち方が大事なんだなと改めて思わせられなした。
いい番組を見られてよかったです。
履物をそろえる自由、ということは羽仁もと子先生から学ばれたそうです。
生い立ちから色々な苦難や試練に遭われて、その一つ一つがシスターの年輪となって今の人格をつくりあげてきているのだなとお姿を拝見しながら思いました。「今が一番若いのだから今日を大切に生きる」ことを私も心がけていきたいと思います。
さかのぼって見せてもらい、keikoさんは
平家物語絵巻の後編を見に行かれたのですね。
好きでいらっしゃるのがよくわかりました。
渡辺和子先生は若い時何かの研修でお話を聞いた
ことがありました。85歳というお歳にも驚きました。
平家物語絵巻は今後いつ全巻の展示を見せてもらえるかわからないとのことなので、前期・後期両方見に行きました。学芸員さんのギャラリートークが土曜日にあるのでそれも面白くて、できれば会期中にもう一度行きたいと狙っているのですが。
渡辺和子先生、年を取れば取られたでまた一層人間味の厚みを増して魅力がありますね。