オオバコのように
2012年 12月 18日
オオバコという草は、ほかの草と比べて踏まれ強い草で、軟らかな葉っぱなので少々踏まれても大丈夫にできている。ただ、ほかの雑草たちと競争すると負けるので、ほかの雑草が生えにくいような、人に踏まれるような場所でないと生き残れない。人に踏まれるという過酷な条件だと、ほかの雑草が生えにくい。そういう場所で生きていけるという特徴がある。
そして、種には独特のねばねばがあって、人の靴や車のタイヤにくっついて種を運ぶそうだ。踏みつけにする相手をうまく利用するなんて、かしこい?
生きる場所をわざわざほかの雑草が生えにくいような場所を選んで生き延びるなんて、すごい。今度オオバコを見かけたら、もっとよく見てみよう。
これは6月に講演会でお聞きした渡辺和子先生の『置かれた場所で咲きなさい』という言葉にもあるような、場所を選べない植物のように、自分の境遇に不満を言わず、その場所でふさわしい花を咲かせようというお言葉にも通じるいいお話でした。
by kurashiki-keiko | 2012-12-18 05:07 | 新聞・テレビから思う | Comments(2)
オオバコはよく道端に見かける普通の雑草なのに、薬草であることや、こんなにけなげな性質を持つとは、今回初めて私も知り、改めてしっかり見てみたいと思いました。