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オオバコのように

 このごろ超早起きにしていたのに、17日(月)はうたた寝してしまい、お風呂でラジオを聞いたのはもう深夜のことでした。NHKラジオ深夜便のコーナーで、聞くともなしに湯につかりながら聞いていたら、オオバコのお話でした。
 オオバコという草は、ほかの草と比べて踏まれ強い草で、軟らかな葉っぱなので少々踏まれても大丈夫にできている。ただ、ほかの雑草たちと競争すると負けるので、ほかの雑草が生えにくいような、人に踏まれるような場所でないと生き残れない。人に踏まれるという過酷な条件だと、ほかの雑草が生えにくい。そういう場所で生きていけるという特徴がある。
 そして、種には独特のねばねばがあって、人の靴や車のタイヤにくっついて種を運ぶそうだ。踏みつけにする相手をうまく利用するなんて、かしこい?
 生きる場所をわざわざほかの雑草が生えにくいような場所を選んで生き延びるなんて、すごい。今度オオバコを見かけたら、もっとよく見てみよう。
 これは6月に講演会でお聞きした渡辺和子先生の『置かれた場所で咲きなさい』という言葉にもあるような、場所を選べない植物のように、自分の境遇に不満を言わず、その場所でふさわしい花を咲かせようというお言葉にも通じるいいお話でした。

オオバコのように_d0031853_524192.jpg

by kurashiki-keiko | 2012-12-18 05:07 | 新聞・テレビから思う | Comments(2)

Commented at 2012-12-18 10:10 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by kurashiki-keiko at 2012-12-18 16:39
鍵コメ様、鍵コメにしなくてもよかったのではと思われるよいお話をありがとうございます。
オオバコはよく道端に見かける普通の雑草なのに、薬草であることや、こんなにけなげな性質を持つとは、今回初めて私も知り、改めてしっかり見てみたいと思いました。
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