ひそかに気を付けていること
2013年 03月 26日
それは、1つ目は、ドアを後ろ手でバタン、としないで最後までドアを後ろ向きに見ながらそっと閉める、ということ。真夏だとたいてい室内の境のドアは開けっ放しなのでそんな動作も必要ないのでしょうが、この時期は廊下に面したドア、そうそれにトイレのドアはもちろんですが、開けたら閉めますね。
子どもたちが小さいころ、忙しさもあって、ドアは後ろ手に勢いよく閉めていて、大きな「バタン」という音で閉まっていました。気がつくと子供たちもそんな私そっくりの閉め方をしていて内心(しまった)と思った物でしたが、その悪癖はなかなか治りませんでした。どうして治ったか?というと・・・実は。
2世帯住宅の隣にかつては夫の両親が住んでいて、ほかは全部引き戸だったのにトイレだけはドアだったので、バタンと音がすると、何時トイレに行ったかがすぐわかっていました。(年寄りの安否確認のためにはそれもよし、かもしれなかったのですが)。そして先日までそこの改築のために大工さんが仕事をするようになると、逆に私がこちらのドアを大きな音で閉めると、大工さんに私がいつ廊下に出てトイレに行ったかがばれる?かも、と、ちょっと恥ずかしくなり、そーっと閉めるようになった、というのがきっかけでした。なんともはや、子育て中に治らなかったものが。
考えてみると、子供たちが習っていた剣道にも「残心」というのがありました。後を振り返ってみる、その心がけが大切なんですね。今更ながらに、剣豪小説の宮本武蔵にでも学びたい気分です。
もう一つ気を付けていることは、「空中の軌跡を読む」ということです。それも何やら、箸で蠅を捕まえたという宮本武蔵ではありませんが、私はよく、電子レンジで飲み物を温めては、その器をドアの端でぶつけてこぼしたり、お盆を運ぶ途中にぶつけたりということもよくありました。それも、物の通り道をしっかり見ていなかったため、と最近思うようになり、(最近、というのがいかにもぼんやりの私らしい)自分の手の通り道をしっかり見て物を持つようになると、やっぱりそういう事故が無くなりました。
本当に、そそっかしい私ですが、少しだけでも「うっかり、ぼんやり」事故が無くなったのはこの年になってもうれしいことです。
by kurashiki-keiko | 2013-03-26 00:06 | 日常 | Comments(0)