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「時間を取り戻す」朝日新聞記事から

27日付朝日新聞「耕論 時間を取り戻す」という記事、東京工業大学教授の本川達雄さん、フリーライターの大宮冬洋さん、作家の久木綾子さんの文章が掲載されていて、興味を引きました。
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「時間を取り戻す」朝日新聞記事から_d0031853_523724.jpg 本川さんのご意見の中では、現代人はエネルギーを多量に消費することで時間を買い取っている。物理的には同じ1時間でも工夫次第で2、3時間分にもなる。自分は異常に早い時間の中で生きていることを認識し、オフの日は機械から離れ、自分の時間を取り戻してほしい。定年を迎えたら、エネルギー消費が落ちたゆっくりな時間の中でゆっくりな生き方、本来の自分の体のリズムで生きていきたい、というのが主旨だったと思います。

「時間を取り戻す」朝日新聞記事から_d0031853_543967.jpg大宮さんの文章では、某企業に就職していた時は時間がたつのが遅かったけれども、自分の好きな原稿書きやインタビューをする仕事についたら、時間を気にせず、無茶苦茶な一日を送っていた。しかし結婚し奥さんの地元に引っ越し、時間を一緒に過ごすことになると、奥さんが7時出勤なので、寝るのは午後10時、原稿を書くのは午前中の3,4時間となり、そうなってみると、東京の生活は毎日が祭だったということに気付いた。刺激が多すぎて疲れると感じた。とのこと。

「時間を取り戻す」朝日新聞記事から_d0031853_534733.jpg そして作家の久木綾子さんの時間の使い方は、午後11時から翌日の午前5時ごろまでの執筆をしていて、東京の都心でもその時刻なら集中できる、とのこと。この方はご主人の存命中はずっと主婦として暮らしておられて、ずいぶん遅くに作家デビューされ、ご高齢ではあるけれどもまだまだあと2,3作は小説を書きたい、とのこと。山口の瑠璃光寺に魅せられて取材に長年かけて執筆に4年かかったとか以前に新聞記事で読んだことがありました。ことに年を取られてからWordの勉強をされたり、東京から姫路まで中世史の講座に通ったり、岡山県の国分寺の五重塔の修復の見学に何度も通ったりということが楽しくて年々若返ったみたい、とおっしゃるそのことが、楽しいことは苦にならない、ということも思い、そうだろうな、と感心したりうらやましく思ったりしました。
  

翻って私、この夏は真ん中の大宮さんのような、早起きの生活をして主として原稿書きと、庭の手入れ、ラジオ体操に照準を合わせておりました。しかししかし、9月からの忙しい2学期を迎え撃つには、3番目の久木さんのような生活にしないと仕事をこなしていけないかも?と思っております。
 それでこれらの記事に深くうなづくところがあったのかもしれません。
 

by kurashiki-keiko | 2013-08-28 04:54 | 新聞・テレビから思う | Comments(2)

Commented by surgeon24hrs at 2013-08-30 07:18 x
こんにちは。

なかなか興味深い記事ですね。

自分にあった時間で生活すると言うのは、やはり退職された方々や自由業の方々ではないと実際には中々難しいですね。そういう日を夢見て働くのも一興です。  : )

さて、keikoさん、今の早起きのために何時に就寝されているのですか?
Commented by kurashiki-keiko at 2013-08-31 16:10
surgeon24hrs様、就寝は10時半から11時です。 夏場はリビングルームのエアコンが節約できることでしょうか。とはいえ熱帯夜、朝4時でも27度くらいあって蒸し暑いのにはまいりました。
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