能登の旅 その2


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時国家住宅。時国家というのは、壇ノ浦の戦いで入水した二位の尼の弟、平時国はとらえられてこちらの地に配流されたのだそうで、その7代目とかの子孫が、親は資材集めに奔走、次の代で建設に着手、さらにその次の代で完成させたというなんとも壮大な民家でした。

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土間の上にかかる太い梁です。同じ曲がり具合の松をこれだけの数集めるというのもまたすごいことだったと思います。資材集めだけに一代かかったというのもうなづけます。

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土間を上がったところには畳1畳分の囲炉裏と、その向こうにはめいめいのお膳を置く作り付けの棚がありました。
そのほかお座敷は3間続きで立派な欄間があったり、その裏側の寝室は窓が一切なく、無防備なので出入り口も1つだけだそう。

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有名な千枚田。夫は、夕陽のころがきれいなんだと申しましたが、あいにくの曇り空で夕焼けは望めそうもなく、展望台から眺めただけで立ち去りました。


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4日の夜は輪島のホテル高州園というお宿に泊まりました。前の晩がシティホテルの形式だったので狭いユニットバスで、この日広々した大浴場につかると体も心も解放されるようで、日本人はやっぱりこういうのを求めてやってくるのかなあ、と思ったことでした。



 翌5日、雨。予報では小雨ということだったのにだんだん降水確率が上がってきて、しかも寒い。岡山を発つ前の日は25度を超える夏日だったのに、こちらは16℃くらいか。夫も裏無し一重のブレザーとチェックのカッターシャツといういでたち、私は宿で着るつもりで薄いカーディガンを持っていたのを薄い裏無しのコートの下に着込んで出かけました。輪島の朝市に向かいました。朝8時半過ぎ、結構な降りになり、そこらへんでビニール傘を1本だけ購入。持って歩くのも荷物になるかと。夫曰く、はぐれないからこの方がいいとのこと。お蔭様でずいぶん久しぶりに腕を組んで歩きました。観光客がたくさん。

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こちらの輪島塗のお店で、お土産のお箸を子供夫婦にそれぞれと、私用にちょっと頑張ってブローチを買ってもらいました。以前社員旅行のお土産に赤い地に金の模様のイヤリングを買ってきてくれたのですが、お正月などに華やかだし軽いしで気に入っているのですが、ここへきて値段を見て、あら、頑張って買ってくれていたんだわ、とうれしくなったことでした。
立派なお膳だとか重箱もいっぱい奥のショーケースに並んでいました。また、古くからの物も展示してあり、美術品みたいで鑑賞させていただきました。つい先日の羽仁もと子著作集の『みどりごの心』の読書で日本初の友愛セールでは本膳が出ていたのを、まさかそれは売れないだろうと思っていたら、病んでいるご老人にその素晴らしいお膳で食事を運んで喜ばせたいという人が買い取った、というところを読んだばかりだったのを思い出しました。昭和4年のお話でした。
・・・と、品物を包んでもらっていると、「デジカメでお写真をお撮りしていますので、そこへお立ちください」と、商品ケースの前に立たされて記念撮影。お盆とかお重箱の前に立った、と思ったら次は掛け軸に輪島塗のプレートを仕込んだものの前に立たされてもう1ショット。「お送りしましょうか、メールで送りましょうか」というので、メールを指定。
 すると、スマホで見たら帰りの電車の中ではもう来ていました。商売上手というか。二人の写真はなかなか旅行中にも撮れなかったのでありがたくいただきました。お店のホームページはこちら⇒http://k-yatsui.com/

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総持寺の山門です。壮大で、こんな能登の山の中に、ここまで壮大な門構えの立派なお寺があるとは知りませんでした。曹洞宗だそうで、中には禅堂があって、一般の人も座禅を組んでいる様子でした。

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回廊から本堂を見上げたところ。回廊もまた立派で、時折頭を青々と剃った修行僧が挨拶をしながら通り過ぎて行きました。禅宗というと物を言ってはならないのかと思っていたので逆になんだかうれしかったです。

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サスペンスドラマではおなじみの断崖絶壁ですが、ここはその発祥の地ともいえる、松本清張の「ゼロの焦点」のドラマのロケ地なのだそうです。ヤセの断崖というそうです。

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ヤセの断崖から300mほど海沿いの細い道を歩いていくとある、「義経の舟隠し」という断崖の裂け目のような場所。北陸へのがれた義経一行がここへ48艘の舟を隠したという伝説があるのだとか。義経とか、平時国の子孫の家だとか、源平に関係のある史跡にお目にかかれてうれしい私です。

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そして、有名な千里浜ドライブウエイです。砂が細かくて締まっているのでここだけは車で10km位走れるのだそうです。天候によっては海岸の狭いところは通行止めになることもあるとのこと。

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海岸の真ん中あたりに、小屋掛けの焼きはまぐりを売る店があります。そのうちの一軒に入りました。

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コンロに乗せた網にハマグリを乗せて、古い電気釜の蓋を利用して蒸し焼きに。一皿600円。
女性2人はここでもう40年も商売をしているとのこと。外国人も時々やってきて、ドイツ人が来た時にも、「コレ」とサザエを指すので焼いて、ノンアルコールビールを指すので出し、手振りで料金を教えたのだとか。「通じるものよ」。さっすが。


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金沢発16:01のサンダーバードに間に合うように、ドキドキしながらレンタカーを営業所まで返しに行きました。駅はやはり人でごった返しており、金沢と言えば和菓子でしょう、と、お土産にきんつばを買い足しました。
12号車でホームの一番端っこだというのに、幅いっぱいに行列ができており最後尾に着きました。
新大阪乗換が10分ほどしかなく、混雑と荷物を持って駅弁買えるか?と心配だったのでサンダーバード車内販売のお弁当で。これまでのごちそうで太っていそうで、控えめなお弁当。780円。
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そんなこんなで能登の旅をしてきました。
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by kurashiki-keiko | 2014-05-07 05:30 | | Comments(0)

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