大洲ー肱川(ひじかわ)のほとり

 「大洲へ行く」と言う夫の鶴の一声で、朝9時半過ぎから2時間余り運転して途中石鎚山SAでの休憩をはさんでやってきました。
食事は肱川のほとりの「なかつか」というひなびた鰻屋さん。
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建物は古くて今一つですが、開け放した縁側から肘川の流れが一望でき、季節柄吹く風も心地よかったです。待つことしばし。

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でしたが9月初めで天然うなぎのシーズンは終わり、養殖ものだとのこと。知らないとはこんなもの。養殖うな重の並で2000円なり。遠路はるばる来てこのお値段とこのボリュームはいかがなものか。とはいえこの心地よい風に吹かれながらのこの風景でほっとしたのは事実。
「臥龍山荘はどっち」と聞くと鰻屋さんの前の敷石の細い道を奥へと進んだ右手、と教えられ、車1台がやっとの右手に長く土塀がある道の奥に次の目的地、臥龍山荘がありました。

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夫は3度目、私は2度目ですが、この建物の意匠を凝らしたすばらしさはたとえようがありません。構想に10年、建築に4年の歳月をかけたそうです。
 各部屋にCDラジカセが置いてあり説明音声が流れるので聴いていると、最初の部屋「清吹(せいすい)の間」の天井裏には、ネズミ除けのために栗のイガが敷き詰めてあるのだそうです。同窓会で恩師が庭に猫が入るのを防ぐために栗のイガを元教え子からもらって敷き詰めるという話を聞いたばかりだったので面白かったです。
 また、お座敷「壱是(いっし)の間」の畳を上げると板の間になり、能舞台にもなるようになっている、そして床の反響を良くするために四隅に3つずつ備前焼の甕を床下に入れている、とのことで、思わぬところで岡山の備前焼が出てきてへー、と思ったりもしました。目に見えない天井裏や床下にまでそうした工夫があることに驚かされました。もちろん見えるところをや、です。
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肘川にせり出すように建てられた離れの「不老庵」という建物。生えている自然の木(槇)を捨て柱としていますが、不思議なことにこの柱の木は生きているのに変化がないのだそうです。

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天井は丸く弧を描いて竹を編んだ物。窓の外の濡れ縁の下は肱川の流れ。
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庭から不老庵をながめたところ。
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by kurashiki-keiko | 2015-09-27 15:52 | おでかけ | Comments(2)

Commented by mmkk11114 at 2015-09-28 00:16 x
こんばんは!
お二人で小旅行を楽しまれましたね。
肱川のゆったりくねる秋の空
ありがとうございます。
Commented by kurashiki-keiko at 2015-09-28 02:18
mmkk1114様、土曜日は私の民生委員の用事で夫は一日留守番でしたので、日曜日は夫の希望通りにしました。行きは私、帰りは夫の運転で、幸い二人とも健康でいることの有難さです。久々の遠出でした。

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