孫と歩けば

 家族新聞を封筒に入れていると、5歳のゆう君がやってきました。切手の小箱を置いていたので興味を示し、貼らせてやろうかと思いました。ところがこれが結構難しい。身内とはいえ、お嫁さんの実家もあるのできちんと貼りたい、郵便番号の四角の上の腺に切手の上の腺が揃うようにね、と、自分でどうやって貼っているかを考え、孫にも、左手の人差し指に切手の左端の角を持たせて、まっすぐ、まっすぐ、と手を取って教えるけれど、何しろ初めてのことなのでなかなかうまくできません。すこーしずれたりもして、5通になんとか貼れました。
 そこで、夕方5時前だったので一刻も早く出したいと、郵便局まで自転車で行く予定だったのですが、「ポストに入れたい、入れたい」とゆう君が言うので、こういう機会もめったにないし、幸い夕食のメインはおでんでもう作ってあったので、いらいらせずに歩いてすぐ近くではなくて少し距離があるけれど県民局の前のポストなら集配の回数が多いので行くことにしました。
 ゆう君はうれしくてこういう場合はすぐに道に駆け出して行ってしまうので、しっかり手をつないで離さない事を言って聞かせ出かけました。すると「あっ、月が出てる」。半月がもう中空にかかっていました。
また、町内の人が庭の草取りをされているのに出会い、「こんにちわー」とご挨拶したり、また犬の散歩をしている人2人にも出会い、こちらははらはらしましたが犬をなでなでしたり。
 住宅地の路地裏の道で幸い車には遭わずに済み、児童公園が途中にあるので遊びたいとぐずったら困るな、と思っていたら、小学生が5人くらい遊んでいたので、「ちいさい子はもうお母さんとお家に帰っている時間だからね。ゆう君もね」と言ってなんとか通過。
 ポストに着き、1通ずつ少し背伸びしながら無事投函することができました。後で「これはだれだれさんあてだから、着くといいね」と言いながら渡したらよかったなとちょっと後悔。
 また手をつないで帰りかけると、さっきの草を取っている人がまだ庭にいらっしゃって、「お手紙だしたよ」とゆう君。「よかったね」。バイバイ、と手を振りながら通過。
 また月が見えました。「お月さんはどこまでもどこまでも追いかけてくるよ。あとでまた見てみようね」
と言いながら上を見させてまた児童公園の脇を通過。家の近くまで来てから月がやっぱりついてくるね、不思議ね、と言いつつ歩きました。
 農業用水の川では水の中の藻にちょっと興味を示し、「あの黒いの」と指差していました。ゆらゆらしていたからでしょうか。
 小さな孫と手をつないで無事に15分くらいで行ってくることができました。夕食を朝仕込んでいたのでゆっくりと孫と付き合えたこと、今回は本当によかったと思います。
 あとで考えてみると、このよい時候に、来年小学校へ上がる早生まれの男の孫と手をつないで歩くことはもう多分これからないのではないかと思われ、本当に貴重な時間だったのだなあ、といとおしく思いました。

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by kurashiki-keiko | 2015-10-23 03:11 | うれしかったこと | Comments(0)

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