後片付け(1)母に食べてもらいたかった…
2016年 02月 26日
また、母がその日に脱いだパジャマやら、着ていた衣服がポリ袋に入っていたのを持ち帰ることにしたりも。
目的の冷蔵庫の中身。冷凍庫のドアの所に、私も民生委員として1人暮らしのお年寄りに配布して回った、緊急情報キットの筒が入っていました。母の場合は1人で亡くなったけれど、すぐに弟夫婦が来ていたから、これは幸いにも消防署員も開けて見なくても済んだというわけです。
食品類を持参の発泡スチロールのボックスに詰めました。牛乳は消費期限ぎりぎりでこの日に行っていてよかった。
また、昆布の佃煮だの細く切ったたくあんだの、梅干しだのがこまごまとあったりしたので、年寄のお楽しみか、と思ったり、大根だとか人参、キャベツの小さくなったの、玉ねぎの4分の1残ったのがあったりして、ちゃんと料理して食べていたのがわかりました。
そんな中に、金曜日の家計簿の購入欄に「ブランデーケーキ」とあり、市販の1切れずつに切って包装されたブランデーケーキがありました。(しめしめ、帰っておやつに食べようっと)…
帰宅後、おやつに一切れ食べてみたら、添加物のような味を感じて期待したほどおいしくなく、成分表示を見るとはたして、乳化剤、PH調整剤、増粘剤、ソルビトール(?)などが書かれていました。
その途端、私が友愛セールのために一生懸命作ったフルーツケーキは、娘の所のご両親にも好評だったのに、実家の母には食べてもらったことがあったかな?とたとえようもない後悔の念が湧いてきました。なかなか会えない、というか忙しさのあまりに、また元気でいてくれるからと信じていたので会いに行こうとしなかった母に、私の作ったおいしいケーキを食べてもらいたかった、と思うと、亡くなってから初めて、悲しみが湧いてきました。
フルーツケーキの種は先日仕込んだばかりでまだ熟成していないので、思い立って母の台所から持ち帰った完熟バナナを使ってバナナケーキを焼き、弟の所にできた祭壇にお供えしてもらうことにしました。弟の娘も2歳の息子を連れて里帰りしているので、おやつにしてもらえるでしょう。
by kurashiki-keiko | 2016-02-26 17:21 | しみじみしたこと | Comments(2)
私もお手本にしたいと思ってお母様の暮らしの様子を読ませていただいていました。
突然のご逝去は残念でなりません。
謹んでお悔やみ申しあげます。
お悔やみありがとうございました。