江戸東京博物館への問い合わせに返事が

 先日の旅行で、両国の江戸東京博物館を見学した際に思ったことを、同館のサイトに書き込んだところ、返事がきました。きちんと回答いただいてうれしかったので、こちらに掲載させていただきます。
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このたびは、江戸東京博物館にお越し下さり、まことにありがとうございました。
ご指摘いただいた点について、お返事申し上げます。

 ○ご指摘
1.体験模型「棒手振りの売り物」の天秤棒の形状や素材が実際のものとかなり異なっている。
2.実大模型「棟割長屋」で洗い張りが紹介されているが、布地を張り込んだ張り板が、洗い張りの部屋の入り口から回りこんだ脇・背後で復元されており、わかりにくい。
なお、伸子張りのようすも再現できないか。
3.展示解説パネルには外国語表記がないものが多いので、外国人向けの措置が必要ではないか。

 ○ご回答
1.天秤棒の形状・素材につきましては、多くの方が日々体験することを考え、折れたり傷ついたりしにくい丈夫な素材の棒を現在使用しております。
しかし、資料の再現という点で課題があることはご指摘のとおりですので、再現性を保った上で安全が確保できるのか、改めて検討させていただきます。
2.当館の実大模型「棟割長屋」では、伸子張りと板張りのうち、より一般的に普及していた板張りの様子を再現しております。ご指摘のように、わかりくにくい面があったかと存じます。
長屋の脇や背後で、実例の紹介があるとの案内を、解説版の近くに設置するなどの処置を講じ、改善して参りたいと存じます。また、伸子張りの再現については、
来館者の安全確保などの課題もありますので、模型に近接する「町の暮らし」コーナーで伸子張りの様子を紹介するよう検討いたします。
3.当館常設展の展示解説パネルでは、一部をのぞき、パネル内容を要約した英文の解説を冒頭に入れるようにしています。また展示内容を外国の方に知っていただくため、
音声ガイドを導入しており、現在、英・中・韓の三か国語に対応しております。ご指摘のように、外国人の来館者への対応はとても重要な課題ですので、今後、対応言語の拡充など、
常設展の多国語対応にいっそう努めて参りたいと存じます。

貴重なご意見をお寄せいただき、ありがとうございました。今後とも、江戸東京博物館の活動にご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

江戸東京博物館

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私のような「おせっかいおばさん」の小さな指摘にちゃんと対応していただき、こちらもありがとうでした。
参考までに:
「天秤棒」とは
d0031853_23214279.jpg
こちらの絵のようなもので、平たくしなりやすい木の棒の両端に荷物をつけるのですが、落ちないように突起が出ていました。それなのに見学したときの博物館の体験コーナーでは、集成材の丸棒が使われていて、あれでは「しなり」も期待できないし棒自体の重みが相当あって、体験にならないと思ったのでした。

 「伸子(しんし)張り」とは:着物をほどいて洗い、乾かすときに両側に針のついた竹ひごを布の耳のところにさしてピンと張って両端を柱などに括り付けて乾かす方法のことです。
d0031853_23232752.jpg

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by kurashiki-keiko | 2016-09-06 23:04 | ニュース | Comments(2)

Commented by surgeon24hrs at 2016-09-08 08:58 x
こんばんは。

我々は一家で年末に東京に帰省することになりました。おまけに愚息の友人も同行です。江戸東京博物館に行く予定も入れました。

いろいろと識者から指摘をもらうのは、博物館にとっても大変に助かることだと思います。そして、博物館側の返信にも真摯なものを感じますね。
Commented by kurashiki-keiko at 2016-09-10 22:04
surgeon24hrs様、ご一家で、それに息子さんのお友達もとは結構ですね
江戸情緒ある江戸東京博物館、歴史が学べてなかなか良かったです。
息子さんと娘さんにとっては帰るというより行くという感覚なのかな?
ともかく日本を楽しんでください。
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