ターシャ・テューダー展を見物

d0031853_22105074.jpg
全国を巡回しているらしいターシャ・テューダー展を岡山のデパートに見に行きました。夫を誘ったのですが、会場内は90%くらい女性でした。
 それにしても、50歳代になってから広い広い土地を自分の庭として整備するなんて、よほどの信念と体力と資金がないとできないことだと思いました。そして、母の思い描いた通りに家を建ててあげたという長男のなんと親孝行なこと。その長男はじめ4人の子供たちの子育て中には、こまごまとした愛情のこもった手作りの編み物、クッキー、グリーティングカード、クリスマスを迎えるときに1日ずつ小さな窓を開けていくと中にそれぞれ楽しみの絵柄が入っているというアドベントカレンダーなど、どれにも丁寧な絵が描かれていて、一つ一つの小さな動物の絵が、何度も行われたスケッチによって正確に丁寧に描かれていることに感嘆しました。
 また、マリオネットやドールハウスのお人形たちのお顔や衣装がどれもちゃんとしていて一体一体が彼女の手作りだということ。彼女は絵描きの才能だけではなく、彫刻もできるし、関節が全部動くようになっているというその器用さ、細かい小さい衣装まで塗ってしまうというお裁縫の巧みさ。しかも4人の子供たちと人形劇を楽しむだけでなく公園まで行なった時期があったのだとか。
 また、手作りのケーキ屋クッキーは大量に焼いてプレゼントしたり、編み込みの靴下などもよく編んではプレゼントしたのだそうで、焼き菓子の型や手回しの泡だて器、麺棒などもありました。
 お料理は息子さんが作った暖炉の前に置く小型のオーブンで5時間もかけてローストして自然のおいしさを楽しんだり、四角い鉄のストーブの上にお鍋を置いて作っていたようです。銅のお鍋がいくつもかけてありました。
 明かりは数少ない電気スタンド以外は、1年分を手作りしたろうそくで過ごしていたのだとか。ろうそくは少しいびつにゆがんだものもありましたが、彼女が棒にいくつも芯を括り付けて出来上がったろうそくをお鍋から引き揚げている様子の写真がありました。
 そんなにも様々な仕事をしていたのに、午後4時頃のお茶の時間は必ず守って、ほっとする時間だったようです。赤地に白のお気に入りの模様のテーブルクロスをかけたテーブルに気に入りのカップを乗せて。生活時間をだらだらしないでメリハリをつけていたという自制心は、また学ぶべきものがあります。
 しかも、この展覧会場の入り口近くにあった、自然そのままに見えるようなお庭を、広大な面積で作っていたとは。50代から92歳で亡くなるまでの、体力、気力たるや相当なものだと感じました。

 暮らしの一つ一つを時間をかけて、根気よく、丁寧に、自分の好みの通りに作り上げて行った彼女、素晴らしいの一言。仕事の一つ一つに愛情をこめていたことが分かりました。また、古風な昔風の家を彼女の希望通りに裁ててあげたという長男や支えた子供たちの存在は彼女の助けであり生きがいでもあったことでしょう。愛情ある子育てをしたからこそ、子供たちも彼女の期待をかなえてくれたのでしょう。
 
[PR]

by kurashiki-keiko | 2016-09-11 04:47 | おでかけ | Comments(0)

<< シルバー混声合唱団発表会 胡麻和え >>