義母の心遣いに感動
2007年 12月 10日
帰宅後義母に通帳と印鑑、郵便局の封筒に入れたお金をセットで渡し、
用足しにちょっと外出。
帰宅したら義母が浮かない顔でドアを開け、「私、あなたから座った姿勢でお金受け取ったかなあ」と聞かれました。
「いえ、用事をしていたのを中断して立って受けてくれましたよ」
というと、通帳とお金が見当たらないと言うのです。
まあ、よくある物忘れですし、自宅内でどこかに置き忘れただけだから探せば見つかる
とわかっているのと、私も別の用事をしていて忙しかったのでそのままにしていたら、
「ベッドの上にあったわ」と言いに来てくれました。
そして、「さっきはへんなことを言ってごめんよ。このごろ物覚えがとみにダメで、自分でも
おかしいと思う。あんたに迷惑をかけるようなことを言ってごめんよぉ。これから色々と迷惑をかけると思うけど、よろしゅう頼むな、ごめんなさいよ」
(細かい言葉遣いは忘れましたが)と言ったのです。
よくいわゆるボケ老人が「嫁がお金を取った、隠した」などというように、私を疑っているかのような言い方をしたのではないかととても気にしていたのでした。
しかし当の私は、疑われたなどとは少しも思わず、それよりも私へすまないと思う気持ちと、いたわりの気持ちをかけてくれたことが大変うれしくて、もしもこれが認知症に進むとしても、こんな嫁にいたわりの言葉を掛けてくれたことをしっかりと心に刻んでおこうと思い、早速忘れないようにと義妹に電話したのでした。
by kurashiki-keiko | 2007-12-10 22:05 | 老いということ | Comments(2)