倉敷観光案内

イギリス・マンチェスター在住のlionmidoriさんのブログを時々訪問してはコメントを書き込んでいたのがご縁で、その妹さんが東京から倉敷へ一人旅にいらっしゃるというので、ご案内することになりました。
 当日17日は午前中用事があったので、倉敷に到着した彼女にはお一人でチボリ公園を散策しているようにお願いし、JR倉敷駅前に車で行って出会いました。
 そしてそれが11時半ごろだったので、夕方5時までお付き合いするとして、一応心積もりの計画を立てて、まずは遠いほうから、と思い、鷲羽山レストハウスで瀬戸内海の風景を堪能していただくことにしました。早島インターから児島インターまでは高速道を使って、鷲羽山の海沿いの道を走り、展望台へ。

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寒い時期なのでさすがに人が少なく、レストハウスの前には誰もいませんでした。彼女は以前台風が近づく頃に四国へ旅行したことがあるそうでしたが、台風のことばかりが印象に残っていたため、今回初めてに近いような印象で、まずまずの天候でこうして瀬戸大橋を間近に見て、よかったようです。

d0031853_0542179.jpg広いレストランには先客が2テーブルにいただけで、窓際の席に着くと日差しが明るくて外の寒さも忘れるあたたかさ。たこ飯のついたランチセット、1,050円。たこ飯、たことカンパチ?のお刺身、たこの天ぷら、茶碗蒸しにはアナゴが入っていました。左上の紙包みのお鍋?はがんもどきみたいなのと、白菜などの野菜。先客が去るとしばらく私たちだけ、それから熟年夫婦が1組来店。シーズンオフ。せっかく果物の多い岡山ですが、さすがにこの時期は何もないですね、と言う話。年末までだと、あっさりした風味のぶどう、グローコールマンがありましたが、今はそれもないし。
ただ、岡山県は鰆(さわら)をお刺身にして食べるのが多く、鰆の扱い方を他県の漁師さんや市場の人に指導して、全国の鰆を集めてきているくらいなので、ぜひこちらにいるうちに鰆のお刺身を食べて言ってね、と言う話をしました。
 食事の後は、「むかし下津井廻船問屋」のほうへ。

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鷲羽山(わしゅうざん)は、瀬戸内海に鋭くせり出した鷲のくちばしのような半島なので、大変景色がよく、また瀬戸大橋が四国までしっかりと見渡すことができます。昭和30年代にはまだ下津井電鉄というナローゲージのかわいらしいローカル電車がJR茶屋町駅から下津井までを結び、鷲羽山駅からは観光客がたくさん観光に来ていたものです。
 鷲羽山レストハウスから半島の先を回り、下電ホテル前を通過。ここは一巡目の岡山国体の頃には昭和天皇様がお泊りになった、このあたりでは一番古いホテルです。そして瀬戸大橋の下をくぐって下津井吹上漁港へ。遠くから見ると1本の線のように見える瀬戸大橋も、真下をくぐるとものすごい威圧感、重量感があります。
 それから回船問屋では、江戸時代の北前船が停泊したときのニシン蔵だった建物が「ふく蔵」と言うレストランになっているのとか、母屋2階の博物館を見学。北前船で繁栄していたころの様々な品物を彼女は興味深そうに熱心に見ていました。
 それから中庭をはさんであるみやげ物屋コーナーに入り、下津井名物のたこの干物などを購入。私の夫もこの干物を買いにわざわざ来るくらい大好きなので一緒に購入。足だけの柔らかい干物が1,200円、小型の姿の干物が500円。あとはままかりの酢漬けなどもあったり、フジツボのついたたこつぼが4000円だったかで売られていました。
 それからまた来た道を帰り、倉敷市街へ。


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まずは車を市立美術館のそばの市営駐車場(地下)へ止め、メインストリートを北上、阿知町の交差点から右へ入り商店街へ。旅館(といっても先日廃業しています)奈良萬の路地をちょっと眺めてから突き当たりを左折して、「倉敷民芸」のお店で10万円を超えるヤマブドウのつるで編んだかごを鑑賞?。オーナーの野嶋さんにウンチクを語ってもらってから、鶴形山の登りにかかりました。
 北斜面で風が寒かったけれど、大原さんが作った倉敷紡績の診療所から発展して大きくなったという倉敷中央病院なども見てもらってから、阿智神社の北側斜面にある「曙藤」の巨大な枝振りを見てもらい、阿智神社境内へ。
 偶然、祢宜の石村さんがお札などの販売に当たっていて、久しぶりに話をすることができました。
 境内の絵馬殿から倉敷市街地の瓦屋根の様子を見てもらってから、応神天皇の時代あたり?と言われている古代の石組みをみてもらい、阿知の里の発祥の地であることを説明。
 神社の石段を降りて本町の通りに出ました。

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畳屋さんや提灯屋さんを見ながらその通りを東へ。

 東町へ行き、呉服屋のはしまやさんへ。

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 呉服屋さんの路地を入ったところにある「夢空間(さろん)はしまや」の、米蔵を改造した喫茶店へご案内。石畳の路地の突き当たりの左側には3つの土蔵があり、手前からだんだんと高くなっていて、手前の低い蔵は漬物倉、中の蔵は紙蔵(呉服を包むための紙)、そして一番高く作られているのは元は米蔵だったところで、石段を上って喫茶があります。
 コーヒー400円を頂いてしばし休憩。ここは工芸品の展示やら、コンサートやらが開かれています。

それから来た道を引き返し、本町の森田酒造のオーナーが開いている全国の珍しいものばかり集めた「平翠軒」へ入り、お土産に日本酒の小瓶を。

さらに、「お母さんに何かおみやげでいいものは?」と相談されたので、そうだ、と思い出して、お花やきれいな葉っぱや木の実に樹脂加工したアクセサリーのお店「苑」へご案内。ここは本通り商店街にも店があり、38年前に創業したころは木彫りと皮細工のアクセサリーだったのですが、職人さんの高齢化などで、今の自然の植物を使ったものになっているのだそうです。生の植物を加工しているので、自然な形、色そのまま。どんぐりや水仙の花、サンキライ(サルトリイバラ)の赤い実などもきれい。軽いし、女性へのおみやげには最適。
 そこを出て、元の倉敷銀行、現在は中国銀行倉敷本町出張所のステンドグラスなどのアールヌーボー調の建物の様子を見てもらい、大原さんの住まいと別館の「有隣荘」の黄緑色の瓦を見てもらったりしながら倉敷川沿いに一周。
(参考までにこちらのサイト「倉敷観光コンベンションビューロー」では倉敷について知りたい情報が満載です)
 それから大原美術館本館はもう時間で閉まっていましたが、玄関脇のロダンの「カレーの市民」を見てもらったり、その建物の幅がある巨大な絵の幅にあわせて作られたことなどを解説。

 次いで裏手の新渓園を通って分館前からもとの駐車場へ。
 そしてお宿の御園旅館へ送ると、ちょうど夕方5時ごろになって、予定終了。
 翌日は私はご案内はしないけれど、ぜひとも世界の名画が揃っている大原美術館は見てくださいね、それからお好きなところへ入ってみてくださいね、と言って別れました。

 わたしも知っていることを説明するのはうれしかったし、彼女も出身の学校で私の恩師w先生の話を聞く機会があったとかで共通の話題もたくさんあったりして、とても楽しい半日を過ごすことができました。

・・・・この記事はメールマガジン「Weekly KURASHIKI  週刊くらしきタウン情報」に好評??連載中の「Keikoのお出かけ日記(271)として掲載されます。
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by kurashiki-keiko | 2008-01-18 00:48 | うれしかったこと | Comments(8)

Commented by yochy-1962 at 2008-01-18 02:24
おっ、lionmidoriさんの妹さんは、私もお会いしましたよー。お元気でしたか。
こうして、ブログで知り合いになった方々と間接的にでも知り合いになるって、素晴らしいですね。今度はオレが倉敷案内していただきたいです。
昨日まで尾道、広島と旅行してきました。地図を見て、ああ、倉敷と結構近いなあなんて思っていました。
Commented by lionmidori at 2008-01-18 05:55
keikoさん
いろいろとありがとうございました。最初思っていたよりもずっとお時間をとっていただいようですね。妹からもメールが来ていたんですが、こちらのエントリーのほうが良くわかりました(笑)あのぶどうの籠も彼女はナマで見たのですね。うーん、感想をきかなくては。それにしても盛りだくさんに案内していただいて、妹もどんなに嬉しかったことかと思います。
Commented by kurashiki-keiko at 2008-01-18 12:53
yochy様、あなたもお知り合いでしたか。本当、初対面と言うのにすっかり打ち解けておしゃべりしていましたよ。私の時間がある日でしたら、是非ともまたご一緒できたらと思います。どうぞおいで下さい。
Commented by kurashiki-keiko at 2008-01-18 12:59
lionmidori様、私もさびかけた頭を働かせて知る限りのことをご案内させてもらってうれしかったです。
Commented by neko_pen at 2008-01-19 10:28
ブログつながりのご縁で、未知の方と会えるのは、楽しい
ことですね。そして、その妹さんには、初めて会って案内して
いただけるのは、心強く楽しいことでしょう。
とても時間を有効に使って、ご親切な案内だと感じました。

↓お琴で女声合唱、すてきです。同時に風景も見せていただけて。
昔、お琴とピアノの合奏や、コーラスとも合わせたりしたことが
あり、思い出しました^^
私には、こういう高度な技が出来なくて、できるようになりたい
なあ・・・と思いますが、なかなか一朝一夕には出来ないこと
ですね。
keikoさんは、いろいろ出来てすごい!と、うらやましく思います。

Commented by kurashiki-keiko at 2008-01-19 12:09
neko_pen様、ブログでの繋がりの人とお会いできるのは初めてでした。知り合いもいない土地へ1人でいらっしゃるというので、時間が許す限りのお付き合いができ、よかったです。
お琴の演奏、よかったですか。また、音楽はともかく映像のほうは急いでアップしたもので、つなぎ目がもっと色々できたのを省略してすぐ次の画面になっています。高度な技、というか、勝手に試行錯誤であれこれやっては試しております。下手の横好きの部類です。
Commented by miyakeoriibu at 2008-01-19 22:02
ブログには素晴らしい出会いがあるのですね。
たったの半日で、色々なところのご案内が出来、大変喜ばれたことでしょう。
Commented by kurashiki-keiko at 2008-01-19 23:21
miyakeoriibu様、「メーリングリスト」ではオフ会といってインターネットの外で出会うことを言い、何度か参加したのですが、ブログ友達のご縁でこうして出会いがあったのは初めてでした。
今回のご案内はこれまでの私のメールマガジンの取材がかなり役立っています。これもパソコンのおかげです。

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