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片付け物をしていて

 連休とはいえ、いろいろと行事の多い今回、私の台所の隅のコーナーを片付けしていました。出るわ出るわ、この10年と言うものパソコンにすっかりはまって片付けていなかったので、古い書類やら本やら切抜きやらの山、また山。
 パソコン関連のためし刷りの紙を突っ込んでいたのを束ねて資源ごみに。
 大事に取っていたファイルの友の会の私の記事が載った昭和60年9月号の会報には、なんと長男が小3、長女が小5のときの夏休み、友の会の料理教室に子どもだけでバスに乗っていったときの感想が書かれていました。
 子どもの作文によると、メニューは三色おにぎりと卵焼きと、きゅうりとトマトとピーマンとイカのサラダ、それにわらびもちだったようです。
 長男はお米をとぎ、わらびもちを作り、野菜を切り、ゴマをすり、おにぎりを握ったそうです。そしてバスの方向を間違って、途中で降りて私に電話して迎えを頼んだのでした。そうそう、そんなことがあったわ。
 私の方の記事によると、なんでもサラダや卵焼きや、おにぎりを三角にする要領、わらびもちを長女に特訓した成果があって、全品練習して行ったのは長女だけだったので「卵焼きは5つの班の中でオネエチャンがいちばんじょうずでした。」とか、小さい子にわらびもちを練らしてあげた、と長女が言っていたそうで。
 子どもにして見れば当時バスで町の公民館へ出かけ、違う学校の子達と協力して料理すること、また帰りのバスを乗り間違えた経験すらも、知恵を働かせるよい経験だったなあと思います。

 そしてもうひとつ。たまたま「お付き合い」ノートが出てきて、いろんな人の慶弔の記録があり、4月29日は長男の小学校時代の仲良しのMくんが16歳で白血病で亡くなった、という記載があるのを見つけました。そうそう、あの時は、進路は違ってもいろんな高校へ通っている元の同級生が大勢お葬式に参列して、同級生の早すぎる死を悼んだのでした。元気で高校へ入学したばかりの時期だったのに。今、立派な?大人に成長した息子を見るにつけ、無事に何とか成長してくれてありがたいと本当に思いました。

 その本人、午前中は家具を運び込む作業を業者さんと一緒にしたらしく、午後も4時ごろになってから足の踏み場もない自室を片付けにかかっていました。私が「まるで大草原の開拓者ね」というと「いや、違うな。炭鉱の発掘者だ。」とまじめに言っておりました。・・・
 親に似て片付けはとても不得意な息子です。

by kurashiki-keiko | 2008-04-29 16:30 | しみじみしたこと | Comments(4)

Commented by neko_pen at 2008-04-29 21:14
私もよく、片付けの手を止めて、思い出に浸ったり^^します。
次から次へと蘇る記憶に、片付けはそっちのけになったり・・・ネ。
子どもたちのものは、それぞれ段ボールに入れて、「〇〇ちゃん
箱」という風にしてすでに渡してしまったので、今ではそういう
思い出にひたることもなく、寂しいです^^
Commented by miduki0902 at 2008-04-29 23:28
お引越しの時でも、ついつい思い出に耽っちゃいますね。
でも、どんどんと溜まる何気ない記録。
上手に思い出を保存できないか悩みます。
Commented by kurashiki-keiko at 2008-04-30 17:12
neko_pen様、お嫁に行った長女の分はアルバムをすべて渡しているのですが、ほかの2人は家にいるのでまだです。そろそろまとめる時期ですねえ。
Commented by kurashiki-keiko at 2008-04-30 17:12
miduki様、そうそう、記録したり保存したりするのが大好きなものですから、捨てるのがとても忍びなくて、たまる一方なのが悩みです。
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