墓参りツアーにおばあちゃんも

88歳になるおばあちゃん、ここ何年も山の上の古い先祖のお墓におまいりすることはなかったのですが、こちらが勝手に「もう無理だろう」と思っていただけかもしれないと思った14日の墓参りでした。
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 私の父の眠るお墓と、夫の祖父母やその前の遠い先祖の眠る山の上の墓地のお参りに、長男の運転で朝8時出発。水筒、帽子は必携です。お花の大きな束を積み込み、おばあちゃんが線香を持参、出発です。

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「♪ 私の~ お墓の 前で 泣かないでください」
 昔の屋敷跡の近くの高台にある古い古い墓地です。山並みがここから見渡せるとてもいい景色のところです。車がすぐ横につけられるので山奥の割には便利。
読み取れる一番古い墓碑銘は元禄10年というご先祖のお墓、すっかり風化してぼろぼろになって崩れ落ちた水成岩の五輪の塔はそれより古いものと思われます。20基のお墓は草もきれいに刈って近所の竹林から切り取った花入れが立て、墓地の脇に生えているシキビの木の枝を切って生けてくださっています。
 その草刈り作業は、ご近所のお爺さんに年間委託していて、そこの家を訪ねてお墓にかけるお水ももらうのですが・・・72歳?というお爺さんが出てこられて、「爺さんがぼつぼつ草刈をしとるから」と言われるので、草刈をしているご本人の年を尋ねると、なんと100歳!!縁側から上半身裸のそのお爺さんが姿を見せられました。赤銅色に日焼けしたつやつやの布袋さんみたいなお肌。本当にあやかりたい元気さ。同行したうちのおばあちゃん88歳も( ゜_゜;)びっくりでした。


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お墓からみえる場所に、夫から言うと曽祖父の代まで住んでいた屋敷の跡地がありますが、道路に60%くらい取られていて、残りの土地は・・・すっかり竹林になってしまっていて、もう少し前までは蔵のあとの土の盛り上がりとか、鯉を飼っていたと言う堀の石組みだとかが見えていたのに、さっぱり見えませんでした。おばあちゃんも滑りやすい笹の葉が散り敷いた坂道を孫(うちの長男)に手を引かれて登ってみました。


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屋敷跡の竹林をさらにもう2段ほどの土地を上がると、「山王(さんのう)さん」と夫が呼んでいた、巨大な椿の木と、その中に小さなほこらがあります。おばあちゃんは孫のお嫁さんに悪いわ、と言いながらも長男に手を引かれてそこまで行き、もう多分2度と来られないかもしれない、と感慨深げに眺めていました。
 まるでトトロがお昼寝をしていた場面を思い出すような、山の精が宿るような場所でした。
 

帰り道、地元の青空市でピオーネや桃をお安く買い求め、往復で約100km近い墓参りツアーは、倉敷まで帰ってきて12時半ごろと、時間もずいぶん短縮されました。
 かつて子供たちが小さいころ、クーラーボックスにスイカやお素麺を入れたりしてお弁当持ちのピクニック気分で、大きな柿の木の下で遊んだものでした。その墓参りの風情も失われてきたのでした。
 昔を懐かしむおばあちゃんや幼い頃のそうした思い出のあるらしい長男、そして初めてのお嫁さんにも、行ってよかったこの墓参りだったようです。
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by kurashiki-keiko | 2008-08-15 06:29 | 日常 | Comments(0)

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