兵庫県たつの市へ 古い町並み散策

 2008年9月7日(日)、午前9時50分ごろ出発、目的地は兵庫県龍野市。行程は約90km、そのうち高速道路が83.7km、2,300円。
 龍野に行くのは4,5回目です。2002年8月のメールマガジンの連載「keikoのお出かけ日記(44)兵庫県龍野市「童謡の小径」と聚遠亭」 には、このとき2回目だと書いています。同じくお出かけ日記(144)龍野・歴史散歩 は、今回の散策コースよりははるかに丁寧に歩いていてレポートも丁寧。こちらは「倉敷どっとと」のホームページの中のコンテンツの一つからのリンクがまだ生きています。よかったら上記リンクからのぞいてご覧下さい。メールマガジンのほうはこちら。この2004年の案内記事が今回よりはずっと丁寧に龍野の町の紹介が出来ているなあ、と過去の自分の記事に感心したりしています。

 さて、今回は、やっぱり「霞城館(かじょうかん)」の駐車場が奥まっていて広々していて無料なので車を置かせてもらって出発。その霞城館というのは、龍野ゆかりの哲学者三木清、「赤とんぼ」の作詞で有名な詩人三木露風、内海信之(泡沫)(青潮)、矢野勘治(興安嶺)ら4氏に関する文献や資料を展示されています。ここに入るのは3度目くらいですが、入るたびに違う視点があるので、古臭いとは思わずに資料を見ています。
 今回は三木清が一高へ行きながら西田幾多郎の講演を聞いて心酔し、東大ではなく当時とても珍しかった京大へ進学をした点。大学ブランドではなく、そこにその先生がいるから行く、というのは本当の学問の目的としては理想的だなと思いました。 

d0031853_2563885.jpg矢野勘治記念館は、矢野勘治の自宅をそのまま使っているようで、中に入ると少々かび臭いにおいもしましたが、明治辺りの家のたたずまいそのままで、なんだか懐かしい感じがします。
 矢野勘治という人は、一高の寮歌「ああ玉杯に花受けて」の作詞をした人なのだそうです。スピーカーからその寮歌などが流れていました。同級生に吉田茂氏がいて、資料にはその吉田茂から贈られた書もありました。

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(「エデンの東」にあった「龍野てくてくマップ」より)今回行ったのはこれらの場所でした。龍野は倉敷と違い食べものやさんがほとんどないのが困るところです。今回も以前行った「エデンの東」で食事をしようとまずはそこを探しました。道、間違ってないかな?と不安になっていたころに、外観がだいぶきれいになったらしいお店発見。

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この外観も、倉敷美観地区と同じように補助が出てきれいになったようです。昔からの店主の実家を改装してお店にしています。
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今回はほかにお客はなくて、貸切状態。ミックスピザ800円、きのこと鶏のクリームスパゲティ700円、飲み物は100円引き。格子のある窓から外を見るのがとてもいい感じ。ホームページはこちら

d0031853_352056.jpg このお店に置いてあった商店街のミニコミ紙「川西商店会店舗探訪 創刊号」を見ていると、「よこた」のアナゴの押し寿司の「とろっとしたコクと旨みの凝縮されたタレがたまらない」と、とてもおいしそうだったので、これは是非見てみたい、おみやげにしよう、と思い立ち、てくてくマップを頼りに行って見ることにしました。

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住宅地の細い道を通っていくと、バスステーションの広場の横に目立つ建物がそれでした。店内1階はテーブル2つだけのお店と、奥に仕出しのための広い調理場、2階にお座敷があるらしい。カウンター奥のオニイサンに「お持ち帰りできます?」と聞くと作ってくれました。一人前740円。
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夕食に食べた感想では、このつややかな真っ黒いたれ、辛いのかなと思ったら甘めでとろとろで、もう、とーってもおいしかったです。間に海苔がはさんでありました。

d0031853_422107.jpgそこから商店街のほうへ行くと、側溝のふたも赤とんぼ。

d0031853_423585.jpgここも古い建物をきれいに修復したらしい。うろ覚えですが、以前ここはレトロな雰囲気の本屋さんで、ぐるりと取り囲むように2階があり、上がって見たことがあったのでは、と思うのですが違うかもしれません。


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「かどめ ふれあい館」では、トイレを借り、町の成り立ちなどの説明のビデオを土間の椅子にかけて見せてもらいました。土間奥から風が吹き通って、クーラーいらず。
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「あかとんぼ交番」という看板があるのがなんだかとても親しみやすい感じ。

d0031853_4262047.jpgうすくち醤油資料館のみやげ物。ちょっとだけのぞいて、館内には入らずに・・・

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資料館を後にして歩いていたら、突然ばらばらと大雨が降りだしました。あわてて雨宿りに資料館へ。
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資料館の向いの建物。垂木が波打っているような・・・雨が写真にはあまりよく見えませんが、ほんの10分くらいでしたが、すごい雨。倉敷でも同じように短時間、豪雨が降ったらしい。

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雨宿りをする間、入館料なんと10円という醤油資料館の内部を見学しました。昔の醤油作りの道具や工程の説明がありました。

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最後に寄ったのはこの「春光園」。「みやげ物」という看板に、行きがけにはここでお土産を買うつもりだったのですが、あなごの押し寿司が手に入ったので、店内でアイスクリームを食べながら休憩することにしました。私たちが行くと扇風機をかけてくれました。

d0031853_4473049.jpgもともとはお茶屋さんみたいですが、ブリキのおもちゃなど懐かしいものが一杯。小さなベンチに腰掛けて食べながら見ると、店主は奥の部屋でパソコンの画面を見ていました・・・表のレトロな感じとはちょっと違って。

 今回であった人々は、霞城館の受付の70代くらいの女性、エデンの東のご夫婦、よこたのカウンターで寿司を作ってくれたオニイサン(昭和27年生まれという)とお茶を出してくれたおばあさん、醤油資料館でスケッチをしていた70代くらいの男性とその他観光客、春光園のご主人たでぃでした。醤油資料館で座ってビデオを見ていた人たち以外には道で観光客に出会うことはほとんどなく、とても静かな観光地?という印象でした。

たつの市観光協会


この記事はメールマガジン「Weekly KURASHIKI 週刊くらしきタウン情報」500号に連載中の「Keikoのお出かけ日記(298)兵庫県たつの市 町並み散策」という記事になっています。
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by kurashiki-keiko | 2008-09-08 03:55 | おでかけ | Comments(6)

Commented by miyakeoriibu at 2008-09-08 16:35
龍野といえば三木露風とヒガシマル醤油のことぐらいしか知りません。
詳しく載せていただいてよく分かりました。
↓我が家も今朝人参 大根 白菜などの種子を蒔きました。
昨日の夕立は種蒔きにはとても良い雨でした。
Commented by yoas23 at 2008-09-09 03:44
赤とんぼの町、龍野のご案内有難うございました。
一度行って見たいと思いながらなかなか実現しません。
兵庫の知人から国民宿舎「赤とんぼ荘」も聞いているのですが・・・

ほんとに赤とんぼが舞うこれからが旅情豊で良いでしょうね。
Commented by lanova at 2008-09-09 14:02
整然とした町並みですね。きっと町並み保存条例の元に整備されてるのでしょう。近いところでも知らないところってたくさんありますよね。「狭い日本」と言いながらも、自分が知っているところはほんのわずかです。今住んでいる所だって未知の所ばかり。小さな発見のできる小さな旅を重ねていきたいものです。
Commented by kurashiki-keiko at 2008-09-10 09:40
miyakeoriibu様、龍野は倉敷と同じく町並み保存に力を入れているようです。良かったら一度訪ねてみられてはいかがでしょう。
野菜の種まき、たくさんなさったのでしょうね。収穫が楽しみでしょう。
Commented by kurashiki-keiko at 2008-09-10 09:41
yoas様、そうそう、赤とんぼ荘、とまったことはないのですがロビーで休憩したことがあります。すぐそばの山に童謡の径があって、散歩にとてもいい感じでした。何度も行ってみたくなる町です。
Commented by kurashiki-keiko at 2008-09-10 09:43
lanova様、この町は揖保川の川向こうに出来ているJRの駅のほうが新しく発展したため、川の西側は取り残された形になり、却って町並みが保存されやすかったのではと思います。何度も行きたくなる町の一つです。そして行く度に発見がありますね。

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