子育てを教わった「幼児生活団」
2009年 02月 17日
幼児生活団http://www2.ocn.ne.jp/~zentomo/seidan/dan.htm 何度か書いていますが、私が「友の会」に入会するきっかけになったのは、長女を生活団にお世話になるためでした。子供が生活団で勉強するのだから、親も友の会で勉強してもらわないと、と言う事で、なかばしぶしぶ・・・。
最初の家庭訪問の後、子供が背負っていくかばんを手作りしました。お裁縫はとても苦手だったのに子供の決められた「お印」を刺繍したランドセル型(当時)のかばんを縫うなんてとても!と思いましたが、それがないと行けないのですから、必死の思いで大きな赤い「カニ」をふたの部分に刺繍し、ボタンホールを初めて作り、何とかできた時には感激しました。(ちなみに長男は「船」、次男は「いぬ」)
結婚して子供を産んで以来、子供と家の中だけで向き合って自分の判断だけで子育てをしていて閉塞感があったのですが、生活団に入れてみると、月に一度の父母会は、個人懇談はなく、みんなで読書し感想を言い合い、クラスの親たちの考え方や子育ての問題点をクラス全体で聞いたり話し合ったり、指導者のアドバイスを受けたりして「親業」の勉強になりました。
また、親が当番制で昼食とおやつを作って出しますので、それまでは作った事もなかったケーキやパンも教えてもらったり練習したりしました。4人の当番がチームワークよく献立の検討や材料の持ち込み、作業の分担をして作ります。
お当番のときに着用する白いスモックエプロンの縫い方を友の会の壮年会員から教わり、また子供のブラウスや半ズボン、パジャマなども縫い方を「割合尺」という製図の仕方から教わり、不器用ながら縫える喜びを味わいました。
また、クラスのお母さんで分担して様々な係をするので、私は食の係をしたときにはその学期の献立表を作成したり、上の学年の卒業式の親子の会食の献立や調理の事を担当したりもしましたので、大人数の食事の手配ということで、その後の田舎の法事にも役立ちました。
子供の立場からすれば、「自分で考えてする」「がんばる心を育てる」、十姉妹やうさぎ(=当時、今はうずら)、鳩の飼育などを作業手順に従って手抜きしないでしっかりすることによる我慢強さや観察力を養われる事、生き物への愛情、などが育ったかなあと思います。鳩の訓練で100kmの距離から飛ばすために須磨浦海岸までみんなで行き、たった2羽しか帰ってこなくてがっかりした事も生きる厳しさを教えられた気がします。「冷水摩擦」は、弱い自分との戦いでもありました。
1週間に1日の「登団日」のほかには音楽とリトミックの日、それに飼育や水遣りなどの当番で通う以外は家にいるので、この時期、しっかりと子供とかかわれてよかったと思いました。
by kurashiki-keiko | 2009-02-17 09:28 | がんばったなあ | Comments(7)
私も上2人の時には3人目の子供の出産もあってとても大変でした。いろんな人の助けを受けて上の子を通わせる事ができました。また、3人目の子供を通わせるに当たってはとても迷いました。おっしゃるように上の子が学校から帰宅するときに下の子をむかえに出ていて帰れないからでした。ですので3人目はやめようと思っていましたら、2人目のオニイチャンが、「弟も自分と同じように生活団に入れて欲しい」と言うので、決心がつき、「お留守番ノート」を作って帰宅後にする事を書き込むなどして3人目も通わせる事にしました。3人ともを通わせたのは本当に本当に大変でしたが、同じ教育を受けさせる事ができ、親の自己満足かもしれませんがよかったと思います。
今後の子育てもどうぞがんばって。たくさんの人の助けを借りることに慎重にならずに、そして尊敬できる友の会の先輩たちの経験談などを聞いたりアドバイスを受けたりして参考になさってください。