マリュドゥの滝&カンピレーの滝フォレストウオーク

2009年3月30日(月)、西表島の夜明けは西の端とあって日の出が遅く、6時でもまだ真っ暗でした。3月はお天気も定まらず気温もそれほどでないそうで、期待していた夏のような天候は全く望めず、本土で25℃くらいと予想して用意してきた服装では寒すぎ、最高23℃、最低が20℃くらい。(ちなみに岡山では13℃から5℃くらい)、あわてて売店で下着代りに半そでTシャツを購入。
この日は旅のハイライト、ネイチャーガイドによるトレッキングがあるのです。朝食後8時40分ごろ集合。集まったメンバーは熟年夫婦3組と母と子の計4組8人。リュックを借り、お弁当とカッパを受け取り、さらに前日の大雨で地面がぬかるんでいるそうで長靴を借りて履き替えました。せっかく持っていった帽子もサングラスも必要なし。他のご夫婦もそう言ってこぼしていました。
 ワゴン車で浦内川に向かう間にネイチャーガイドの自己紹介があり、下地さんというがっしりした体格の青年でした。

浦内川の駐車場のそばにはのびのびと枝を広げた高さ10m?位の木があり、鮮やかな真っ赤な花がたくさん咲いていました。

デイゴでした。この花がたくさん咲いた年は台風が多いとのこと。ちなみに沖縄の三大花というのはこのデイゴとオーボチョー、サンダンカだそうです。浦内川は海の満ち引きの影響を受けるそうで、この日はたまたま大潮の満潮。写真に写しておいて帰りに比べてみるようにといわれました。



 船着場の建物2階はちょっとした展示室になっており、イリオモテヤマネコの写真とか、西表島独特のシジミの貝殻、人の腕ほどもあるモダマという豆のさやだとかヤシガニの標本、

リュウキュウイノシシを捕獲している写真、

巨大な板根を作るサキシマスオウの種(ピンポン球くらい)などがありました。このサキシマスオウの種、ウルトラマンの顔にそっくり。ウルトラマンの作者は沖縄出身なのだとか。

マングローブを形成する植物、メヒルギ、オヒルギ、ヤエヤマヒルギの種もありました。私が前の晩ホテルの前の海岸を歩いていて見つけたと同じ細長い棒状のものでした。

船に乗り込むと、





先ほど見た種子の木「オヒルギ」「メヒルギ」などの名前がつけられた木が川岸にありガイドされました。大潮の満潮なので岸辺のマングローブの蛸の足のような根元は水に浸かっていて見えませんでした。

カヌーに乗った人を見かけました。体力に自信がそれほどないので、カヌーコースを選ばなくて良かったなと思いました。

浦内川は長さ20km、幅が広い所で200m、狭いところでは15mから11m強、海水と淡水が混ざり合う川だそうです。
上流の船着場に着くと、そこまでの高低差はというのがクイズに出されましたが、海から8km上流でわずか80cm上がっただけだそうでした。


 

上陸するとガイドされながら山道を登りにかかりました。

ガイドの下地さんが時々立ち止まっては説明して下さいます。とても覚えきれないので、一生懸命手帖に書いていきました。(私だけ)最初はあじさいによく似た白い花、それはカラコンテリギ。

このキノボリトカゲは木の枝と間違えるくらい上手に同化していますね。これは尻尾を切らないそうです。貴重なタンパク源を大切にしているのと、飛び移るときの体重のバランスを取るためだそうです。オス同士がであって威嚇するときには①尻尾の長さを競う ②おしっこをかけあう ③腕立て伏せをする、さあ、どれか?と言うクイズが出されました。 
答えは? ③の腕立て伏せだそうでした。こんなクイズがたびたび出され、そのたびに私達は(~ヘ~;)ウーン、と考えながら歩き、楽しませてもらいました。

アロエみたいなとがった葉っぱのはつるアダンで、太い幹に巻きついているが寄生ではなくて共生とのこと。

またサキシマスオウと間違えた、板根を持つオキナワウラジロガシは、中が空洞なのでたたけば響く音がしました。サキシマスオウは船の柁にされることもあるくらい硬いのです。左に立っているのがガイドの下地さんです。

モンステラの原種のハブカズラ、

木にくっついていたきくらげ、

それからやしの木みたいに巨大に伸びていたのがヒカゲヘゴ。

道は石畳の部分を過ぎると、借りていった長靴でよかったと思うようなぬかるみもところどころにありました。


シジュウカラの泣き声も聞こえました。私が「ゴジュウカラはいないの?」というと、「それ、俺だ」。後ろのほうでは「私、ロクジュウカラ。」と、とても楽しかったです。
 そのうち滝の音が聞こえてきました。
1つ目の滝、マリドゥーの滝です。滝つぼの形が丸いので丸淀という意味。そこへ降りる道で転落事故が4年前にあったそうで、今は下へ降りる道が立ち入り禁止になっています。ここでクイズ。島にいる野生の哺乳類は何種類?というので、みんな40種類、20種類など答えると、答えは5種類。みんなで考えて、イリオモテヤマネコはすぐわかり、リュウキュウイノシシ、ネズミもいそう、コウモリも、イタチ、最後はヤギ。ヤギは台湾から連れてこられたのかもしれないとのこと。滝の展望台で記念撮影。

 運よくまぼろしの花とか言うのも咲いていました。



そこからさらに上流へ15分くらい歩くと、

カンピレー(神様が座す)の滝に到着。こちらは落差はそれほどなくいくつかの低い滝が多数あって急流のようなところ。

岩はだが岸辺に続いていて、そのあちこちに引っかいたような落書きが多数。とても恥ずかしい行為だと思いました。せっかくこのような自然探求路を歩かせていただいているのだから、自然を_・)ソォ-ッ と見せていただく心構えが必要と痛感。

岸辺の岩の上でお弁当を広げました。

 そのあたりの岸辺は大きな岩盤で出来ていて、所々に小石が水でえぐったらしい穴に水溜りが出来ており、その中には小さなオタマジャクシが動いていました。

登りの道で見た聖紫花も近くで咲いていました。

琉球政府?年代がわかる?統治の歴史が複雑な沖縄を象徴しています。

太い幹を頼って巻きついている植物。「頼られてあげくに。。。オレみたいだなあ。。。」「頼ってないわよ」とご夫婦の会話。


最後にはこうなる。


ガイドの下地さんがふっと捕まえてくださった蛍。普通は頭が赤くて胴体が黒いのですが、これは反対です。この後まさか夜に本当に蛍の見学ツアーで楽しめるとは思いもよりませんでした。



来たときの水の位置とは全然違う、引き潮の影響を受けた川。



楽しいクイズなども多数あって、大変楽しませてもらった自然探索のウオーキングでした。続く。
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by kurashiki-keiko | 2009-04-05 02:00 | おでかけ | Trackback | Comments(16)

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Commented by yoas23 at 2009-04-05 07:41
私は何度も西表に行っておりながら、この浦内の二つの滝には行ったことがありません。
ですからとても楽しく拝見しました。
知っている植物知らない花など楽しませて頂きました。
そうそう、この入り口になる所にレストランがありますが、
以前赤米の美味しいカレーを食べたお店が無くなって残念に思います。
Commented by saheizi-inokori at 2009-04-05 10:50
やっぱり私には無理そうです。ここで行った気になってます。
哺乳類が少ないのには意外ですね。
Commented by 3reiko3 at 2009-04-05 16:06
初めて見る珍しい植物や風景で楽しませていただきました。
大潮だとマングローブの風景が見れなくなるのですね。
いつか見てみたいと思っているのでφ(・_・”)メモメモ
かなりの撮影枚数になったでしょう。
この日が大雨でなくて良かったですね~。
Commented by tumugihime at 2009-04-05 21:34
さすがkeikoさん、素晴らしい西表レポですね。
植物の名前など適当な私ですが、あらためて楽しませていただきました。デイゴの花、もう咲いていたのですね~♪

暑さ対策ばかり考えていたのですが、長靴とはね・・・でも雨が降らなくてラッキーでしたね。ガイドさんが一緒だと安心ですね。
Commented by yochy-1962 at 2009-04-06 00:53
おかえりなさい。レポートを楽しみにしていました。
本土とはあきらかに違う植物、星の砂(一時期流行りましたねー
)、すべてが興味深く、楽しみました。でも、さすがに野生のイリオモテヤマネコは見られないか。
Commented by lionmidori at 2009-04-06 08:45
おかえりなさい!楽しいレポートでした。マレーシアと似ているところもあり、似ていないところもあり。そういったところも実は面白かったです。植物の名前など覚えられようが覚えられまいが尋ねるのがすきなんですが夫の親戚はそういうことはあまり興味がないみたい。なので私が勝手にこっそり名前をつけていた植物の日本語の名前がわかって嬉しいです。
次男がまだ2歳の頃にモーターつきのカヌーでマングローブの川を遡るツアーに行ったのも思い出しました!
Commented by miyakeoriibu at 2009-04-06 14:33
詳しい旅行記に感動しました。
メモを取られたとはいえ、凄い記憶力ですね。
私には未知の世界ですので、写真も文章も隅々まで見せていただきました。
まだまだ自然がたくさん残っていて本土とは全然異なる世界ですね。
ありがとうございました。
Commented by myobento at 2009-04-06 22:31
すばらしく充実したトレッキングツアーでしたね!2つの滝の素晴らしいこと!キノボリトカゲの写真にもびっくり。これはじっとしているところなんでしょうか?
私もぜひ行ってみたくなりました。
Commented by kurashiki-keiko at 2009-04-07 00:15
yoas様、またぜひ行ってみて下さい。レストラン、陰も形も見かけませんでした。つぶれちゃったんでしょうね。
Commented by kurashiki-keiko at 2009-04-07 00:17
saheizi-inokori様、機会さえあればぜひ。体力的には全く自信のない夫もそれほど無理ではないような勾配とコースでしたよ。ガイドさんが説明のためによく立ち止まったのでそれが休憩となってよかったようです。
Commented by kurashiki-keiko at 2009-04-07 00:19
reiko様、撮影枚数ですか。そう、かなりの数でした。その場で要らないのを削除しながらでないと、後で整理にとても時間がかかると思います。お天気は前日の雨でぬかるんでいましたが、降らなかったのはラッキーでした。
Commented by kurashiki-keiko at 2009-04-07 00:22
tumugihime様、そうなんです。帽子やサングラスを用意していって、スニーカーも蒸れないようにメッシュのを用意して行ったのに、ぬかるみがあるからと長靴で、それがしかも料理人のよくはく白いゴム長で。歩きにくかったけど、1足しかない靴がどろんこではあとの旅に困るので借りていってよかったくらいのぬかるみもありました。でも、他の宿からのツアー客はもうちょっとかっこいいガーデニングブーツ?みたいのを借りていてそっちのほうがよかったなあと思いました。
Commented by kurashiki-keiko at 2009-04-07 00:23
yochy様、数年間住んでいるという人達は1度くらいは遭遇したと言っていましたが、ちょっと旅で行ったくらいではねえ。写真で我慢です。
Commented by kurashiki-keiko at 2009-04-07 00:24
lionmidori様、なるほど、マレーシアと同じ植物もあるはずですよね。日本語名でお役に立ててよかったです。
Commented by kurashiki-keiko at 2009-04-07 00:26
miyakeoriibu様、何でも知りたがりの野次馬ですので、こんな珍しい場所や植物はφ(.. )メモメモメモ ・・・
ガイドさんのおかげで色々教えていただき、とても楽しかったし、お連れの人たちとは1列で進むので余り顔を見ることはなかったのでしたが楽しい会話が交わせてよかったです。
Commented by kurashiki-keiko at 2009-04-07 00:29
myobento様、本当にこのガイドさんが詳しいのにはびっくりでした。きっと地元で育ったのでしょう。こういう人について行くツアーは最高に面白いです。北海道の礼文島へも行ったのですが、夫婦2人だけでトレッキングしたので、ガイドさんに連れて行ってもらっていた別のグループがうらやましくて。今回そういうツアーが実現できて大満足でした。
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