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竹富島


竹富島_d0031853_6141718.jpg2009年4月1日、小浜港を8:30高速艇で出発、8:55ごろ石垣港へ到着。石垣港には大勢の観光客があふれており、それまでののどかな離島風景とは一変した感じ。

竹富島_d0031853_6165446.jpg 9:30に石垣港から竹富港に向けて出港。それまでのお客とは違い、初めての人が多いらしく、船底に波を受けてドンと突き上げられ、下りるたびにキャーキャーとにぎやかな事。遊園地のジェットコースター並みにはしゃいでいた感じ。10分ほどで竹富港に到着。

竹富島_d0031853_6182085.jpgここは昔からの民家を保存している島なので、赤い瓦にシーサーが乗り、珊瑚の塀が続きます。丸っこい珊瑚は、そのあたりにあるものをそのまま拾ってきて積み上げたもの。キッチリしてないようですが、この隙間を風が適度に通り抜けるのが崩れない秘密でもあるようです。

竹富島_d0031853_6204668.jpg塀にまといついているのは、島胡椒。

竹富島_d0031853_6215914.jpg珊瑚の塀は角々が丸っこく出来ているので、水牛車は上手に曲がって行きます。八重ちゃんがんばっています。
竹富島_d0031853_6221943.jpgガイドのお兄さんが、三線を取り出して・・・
竹富島_d0031853_6223626.jpg安里屋ユンタを歌ってくれました。安里屋ユンタは、ここ竹富島で生まれた歌だそうです。
竹富島_d0031853_6225570.jpgのどかな島に水牛車ののんびりした速度がぴったりでした。

竹富島_d0031853_6261317.jpg次は自転車。貸し自転車に乗って。こちらは郵便局。
しかし、このあたりの道路は舗装してない道が大部分、珊瑚の砂地なのでザーッと乗り上げると転びそうで怖い。
以前島巡りで来たことがあるので、家のあるあたりだけの散策なら徒歩のほうがずっとよかったです。

竹富島_d0031853_629542.jpg島内にただ1箇所の高いところ。定員1人!の展望台。上り下りする階段がまた急で足が半分しかかからなくて非常に怖い。でもやっぱりね、野次馬ですので行列に加わって登って見ました。

竹富島_d0031853_633277.jpgこんな感じ、倉敷美観地区みたいに伝統的建物群です。

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たまたま見かけた建築現場。島の建物の建て方が分かり興味深かったです。


竹富島_d0031853_6335165.jpgそして、ミンサー織りとか芭蕉布を織ったり展示したりしているこちらへ。

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実はこの竹富島と倉敷とはとても縁があって、倉敷紡績に女子工員として来ていた人達に織物を教えたのが倉敷民芸館初代館長の外村(とのむら)吉之助氏で、「倉敷から来ました」というと、とても喜んでくださって、こちらを見せて下さいました。倉敷から教えに来た人たちが織った布の端切れだそうです。
 そして、お寺の博物館へ行って「倉敷から来た」と言ったら喜ばれますから、ぜひ行ってみて、と言われました。

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こちらは日本最南端のお寺だそうで、個人の博物館が併設されていました。
 沖縄が占領下にあった時代の英語の書かれた円のお札とか、その後のドル紙幣、本土復帰後の日本の紙幣まで、歴史の一端を見せてもらいました。

竹富島_d0031853_6404577.jpg管理をしておられた男性に「倉敷から来ました」というと、このポスターを示されました。
民芸運動の一環。東京の日本民藝館、倉敷民芸館などと連携してここの民芸運動があるのでしょうか。

竹富島_d0031853_6421870.jpgみやげ物になっているミンサー織りの原点がここにありました。もともとは、婚約を承諾しました、と言う印に織ったものらしいです。愛する男性に心をこめて織り上げた布だからしっかりした織り地で模様にも意味がこめられているのでしょう。

竹富島_d0031853_6435868.jpg・・・そして、竹富島に別れを告げ、

竹富島_d0031853_6443228.jpgタクシーで石垣空港へ。

竹富島_d0031853_6445347.jpgすると、石垣島から離任する、または着任する?先生の送迎に生徒が大勢デッキにいました。
思い出したのは、最初に石垣空港へ来たときに、鼓笛隊が出迎えていたので何事かと思えば、学校の先生が島を離れて沖縄本島へ転勤になるとかで、生徒が送りに出ていたとのこと。情に厚い島なんだなと思いました。

竹富島_d0031853_64816100.jpg14:40、石垣空港を離陸、15:30那覇空港着。
「空弁」を家族分買って16:30離陸、そして18:20、岡山空港到着。
楽しい旅でした。

お・し・ま・い。


・・・この記事はメールマガジン「Weekly KURASHIKI 週刊くらしきタウン情報」に連載中の「keikoのお出かけ日記(320)(321)と関連しています。

by kurashiki-keiko | 2009-04-09 06:16 | | Comments(4)

Commented by saheizi-inokori at 2009-04-10 07:09
この石垣と韓国のチエジュの石垣がそっくりなのですよ。
あの高台の向かいの雑貨屋のおばさんに会いましたか?楽しい人でした。
Commented by kurashiki-keiko at 2009-04-11 09:14
saheixi-inokori様、済州島には行った事がないので私には比べようもありませんが、そうなのですか。
雑貨屋のおばさんらしい人にお寺の道を尋ねた、かも知れませんが、急いでいたのでそれだけでした。飛行機の時間が・・・と思っていたのですが、もう一便船を遅らせてもよかったのに、あせって残念な事をしました。
Commented by mhide-mh at 2009-04-15 13:50
楽しい旅だったようで羨ましいです!
本土では見られないいろんなものに出会われたんですね。
台風に備えた大きな重し、水牛車などなど・・・
たくさんの写真とレポートを読ませていただきました。
Commented by kurashiki-keiko at 2009-04-15 23:25
mhide-mh様。本土とはちがう沖縄のそれも八重山諸島ならではの風物に色々と野次馬根性で面白く見てきましたよ。
台風の元の熱帯低気圧が発生した時点で、魚をまとめて取ってきて、台風の時にはひたすら家の中で耐える生活なんだとか。
本土ではなかなか想像できない暮らしを垣間見ました。
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