ドラマ「歓喜の歌」を(半分)見て
2009年 06月 25日
たまたま見ていたら、ママさんコーラスの話、調べてみると映画版では、由紀さおりさんの山の手奥様グループと下町おかみさんグループの発表会がダブルブッキングで、という筋だったのですが、これはテレビドラマ版で、舞台は北海道の大樽市という架空の町で、市政20周年の行事とママさんコーラスの20周年コンサートがダブルブッキングのお話と、映画よりこじんまりとした設定になっていたらしいのですが、ママさんコーラスの話というのでつい私もしっかり見ました。北海道テレビ開局40周年記念ドラマだったようです。
途中からだったのですが、田中裕子さんが、胃がんかなにかの手術を受けた際、仲間が大勢お見舞いに来てくれたとか、若いお母さんが3、4歳くらいの女の子に、「ね、あなたのことを忘れたわけじゃないの。お母さんも自分のための時間がほしいの。自分が自分であるための。わかってね。」と一生懸命説明している場面や、夫をなくして働いているあき竹城さんの話、など、気楽に歌っているように見えて、参加するために時間を生み出す努力をしているメンバーの裏側エピソードも盛り込まれていました。上記リンクのホームページの登場人物紹介のところでは、根岸季衣さんは介護しながら、だとかいう設定もありました。皆実話の取材を基にしてドラマに盛り込んだそうです。
私も忙しくて3時間しか寝てなくてもとにかく合唱の練習には行きたいと、夕食を用意して30分~40分の道のりを運転して出かけています。
ダブルブッキングのすったもんだのトラブルの末に、晴れ舞台に皆さんロングドレスでひな壇に並ぶのですが、これがまた、天使の羽みたいなふわふわした布を肩のところにつけたショッキングピンクのロングドレス。先日うちの団では「派手すぎ」と却下された色合いを全員で着こなしていて、女優さんたちがたぶん地元小樽のママさんコーラス団員に混じって歌っていました。
ベートーベン第9の歓喜の歌を最初はドイツ語で、ついで日本語で。大滝秀二さんの指揮者ぶりも年月を感じさせてとてもよかったです。
by kurashiki-keiko | 2009-06-25 04:24 | 新聞・テレビから思う | Comments(2)
最後は舞台にホンモノのママさんたちが並んで「第九」を歌いましたよ。