和ろうそくを求めて 愛媛県内子町へ


d0031853_2465747.jpg小川未明の『赤いろうそくと人魚』と言う童話を知っている人はもう少ないのではないでしょうか。
このろうそくは、夫が能登の輪島だったかに社員旅行で行ったときに買って来たものです。
夫はこの和ろうそくというのがなぜか気に入って、以後の旅行でも折々に「和ろうそくはないですか?」とたずねていたのですが、どうもあまりどこにでもはないものらしく、先日松江に行ったときに安来のほうで作っているらしいと聞いただけでした。
ところが、四国は愛媛の内子町にはその和ろうそくや、燭台を作る工房もあるらしいとある人のブログで知り、早速出かけることになりまして。

d0031853_9505424.jpg海を越え・・・

d0031853_2513520.jpg山を越えて・・・

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でかけてきました。内子町。(地図はクリックで少し大きくなります。)

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最初に言ったのは鍛治屋さんでしたが、電話もしないでいきなり行ったものだから、お留守。。。暑い時期は、火を扱う体験は過酷だから寒い時期のほうがいいですよ、と後で行ったろうそく屋さんの奥さんに言われました。

d0031853_2581181.jpg次に教わったろうそく屋さん、大森和ろうそく屋さんで・・・

d0031853_9591599.jpg目的の和ろうそくが「匁」と言う単位で大小並んでいて・・・

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「十匁」と言う大きさのと、燭台を買いました。

d0031853_303251.jpg昔、地理の時間に習いましたが、田んぼのあぜなどに植えていたはぜからとれた美と、その実を砕いて取った木蝋です。
ろうそくの芯には、イグサの芯の上に和紙を巻き、さらに蚕の繭からとった真綿を巻いてこよりのようにしたものを使っているそうです。

d0031853_33206.jpgガラス戸の向こうでは、右手にろうそくの芯を刺した竹串、左手は蝋の鉢に入れてバウムクーヘンみたいに蝋を少しずつまいているご当主の作業姿がありました。

d0031853_351062.jpg目的を達したので後はゆっくり内子の町を見物しようと、とりあえず道の駅へ車を止めることに。

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産直野菜コーナーを見るのは楽しみ。

d0031853_3767.jpgきゅうりがこんなにたくさんで200円!
帰宅して量ってみると、2.5kgもありました。

d0031853_375973.jpgにんにく1袋200円。その他なすやかぼちゃなど車で痛まなさそうなのを購入。

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d0031853_3113413.jpgお昼はここ「お食事処りんすけ」にて、鯛めし1,050円。

d0031853_3151833.jpgなんといっても見たかったのはこの芝居小屋「内子座」。
金比羅の「中村座」も見たことがありますので、どんなんだろう?と興味津々。

d0031853_3174752.jpg正面の桟敷は舞台に向かって傾斜しているのがすごい。

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舞台中央には回り舞台、花道にはせりのあるところも中村座と同じ。回り舞台は奈落の底で人力で回していたらしいところも。

d0031853_322668.jpg2階席のいわゆる大向こう?、「中村屋ぁ」とか声をかける場所かな?

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内子座の受付で、3箇所いける券を購入したので、次はこちらへ。「商いと暮らし博物館」。元は薬問屋だったらしい商家ですが、仕掛け人形で当時の暮らしの風景を再現しているところがとても分かりやすい。

d0031853_3244698.jpg「こちら、ケチャップゆうて、ソースみたいなもんですが、いかがです?」とかいう番頭さんの声まで入っていて、当時の様子が再現されます。

d0031853_326764.jpg「箱膳」での食事風景は、私が幼稚園のころ、父方の祖父母宅で少しの間見ることができたものでした。箱の中に銘々のお茶碗やお箸をしまっていました。そのふたを取ってひっくり返すとそこが個人個人の食膳となるのです。

d0031853_328421.jpgこちら、台所で働く女中のせりふ入りの人形。そばには井戸、木製の流し台、調理台、それに写真には写っていませんが手前におくどがありました。

d0031853_330623.jpg倉庫で働く番頭さんと丁稚の対話もありました。センサーで人が近づくと仕事の対話が流れます。

d0031853_3315865.jpg倉敷で言うと美観地区みたいな伝統建物の中のみやげ物屋さんで見つけた、山椒のすりこ木。この皮つきのがなかなか見つからなくて。今までのは古びて皮がぼろぼろ落ちてくるようになったり表面が黒くかびてきていたので早速1,000円で購入。

d0031853_3341342.jpg内子町は作家大江健三郎氏の故郷なのに、氏の生家とかの記念館はなさそうだったので唯一大江健三郎氏推奨とかいう(笑)ごませんべいを購入。

d0031853_338182.jpgずっと緩やかな上り坂、こんな風景を見ながら上っていくと・・・

d0031853_339373.jpgなんだかすごいお屋敷がありました。

d0031853_3394013.jpg切妻の妻のあたりの装飾がすごい。

d0031853_3402221.jpg木蝋資料館上芳我邸。このお屋敷は、木蝋を出荷して財を成したお金持ちのものでした。この内子は木蝋の産地で、はぜの木から取った実を砕いて精製し、蝋蓋という木製の平箱に広げて日光にさらし、白くして外国にまで輸出していたそうです。

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文化財、大村家住宅。江戸末期、寛政年間の建物。

d0031853_3444731.jpg帰りに前を通ったので夫はもう一度中に入ってもう2本ろうそくを買いました。

d0031853_3452949.jpgこちら、和菓子屋さんの沖野月美堂へ入り、カキ氷で涼をとりました。250円。





ところで。

d0031853_347127.jpg7月11,12日は内子の町は夏祭りだそうで。
高山祭りでこんな催しがあると聞きましたが・・・

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古米を染めて、モザイクにした作品。

d0031853_3501261.jpgスポーツ用品店のグローブを使ったカニ。

d0031853_3505656.jpg青年会らしい人たちが出て作っていたガンダム。
岡山の久米南町にはもっとすごい(高さ7m)のがありますけど。。

d0031853_357641.jpg瀬戸物屋さんの店先の、お箸で作ったスヌーピー。何本あるでしょう?



d0031853_3584848.jpg古いすりこ木と、買って帰ったあたらしいすりこ木。

d0031853_359354.jpg石鎚山サービスエリアで買ったタオルの産地今治の薄いタオルハンカチとスカーフ。

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・・・そして購入した和ろうそくと燭台。

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これらの記事はメールマガジンWeeklyKURASHIKI 週刊くらしきタウン情報 の中の「Keikoのお出かけ日記(326)」として掲載されています。 こちらです→http://archive.mag2.com/0000002334/index.html
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by kurashiki-keiko | 2009-07-12 02:52 | おでかけ | Comments(2)

Commented by toarualto at 2009-07-13 22:42
和ロウソク、私も好きです。福島県の会津若松、それから山梨県のどこだったかで買い求めました。
内子町の旅を楽しませていただきました。
番頭さんは野口英世かと思いました。
いつか行きたいなあ。
それで柑橘類を主食にしたいと思います。
Commented by kurashiki-keiko at 2009-07-15 16:48
toarualto様、和ろうそくは、やはり伝統ある町でないと手に入りませんよね。したがって、その町並みもまた好ましい古いたたずまいが楽しめるというわけですね。
番頭さんの人形が野口英世に似てましたか?それは気が付かなかった。かんきつ類主食と言うのはどうなんでしょう?カルシウムの摂取には必要らしいですけど。
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