午前中にちょっと用事を済ませてから出かけると、たいてい目的地に着くころにはお昼。尾道では最近こちらの小さな海鮮料理の店が気に入って何度も行っています。初老の夫婦と息子さん、手伝いの女性がいるこじんまりとしたお店で、カウンターに8席くらいと、小上がりテーブルが4つくらい?。たいていカウンターにかけてご主人と息子さんのてきぱきした包丁さばき、の手元はあまり見えませんが、働きぶりを拝見しつつ、お刺身定食などいただきます。今回はご飯はどのくらいに?と聞いてもらえたのがよかった。7分目、と注文するとおかみさんがそのくらいの分量をお茶碗によそってくれました。そうそう、お客がまだ少なかったせいもあり、そのおかみさんが上着を壁際のハンガーにかけてくれました。
新鮮なお刺身、エビと生わかめとげそと茗荷の酢の物、出しのおいしいお味噌汁、お漬物3種類。少な目が太り気味の私たち夫婦にはちょうど良い。
尾道の商店街は倉敷に比べると道幅がゆったりしていることと、伝統的なユニークな業種のお店屋さんが結構あるのが気に入っています。こちらの刃物やさんでは、以前剪定用ののこぎりを買いました。今回のぞいてみると、なんとマンモスの歯の握りこぶしくらいの置物が。ほかにもユニークな素材を使った握りのある包丁だのナイフだのが所狭しと置いてあり、見物。包丁の刃にも珍しい全体に模様の浮き出ているのがありました。
この後さらに歩いていると、夫が「手袋がない」と言いだし、お店に取って返すものの、見つからず、食事をしたところまで引き返すと、「手袋は持っていらっしゃいましたよ」と先ほどのおかみさん。
よく調べると夫はコートの下のズボンのポケットか何かにねじ込んでいたのを発見。やれやれ、でも刃物やさん、親切に店中の床を見てくださった。優しそうな人だった。
店先にアンティーク風のテーブルセットなど置いてあるお店も結構あります。
こちらは店先にチョークで絵を飾ったり、この時には自転車に何や細かい絵を描いている途中でした。何屋さんなのかは不明。
結構有名かもしれない、お風呂やさんを改造した雑貨屋カフェ。前々回はここで飲んだポンカンのジュースが大変おいしかったのですが、前回は季節でない、と言われたので、今回また期待して訪ねてみたのですが、スタッフが替わっていて、「知らない」とのことでがっかり。
そして、伝統的な荒物屋さんというのか、昔風の台所用具などを扱うお店もちらほら。そして店先には
なんと、見かけが悪いけれどご自由にどうぞ、と0円。中の人に「レモン、3個ほどいただいていいですか」と声をかけると「どうぞどうぞ。」ポケットにねじ込んで。なんだかあったかくなったみたい。
そして、同じような古い店構えの荒物屋さんの店先では、先日から、我が家の車庫から夫のと息子の車のせいで屋外に追い出されている私の愛車のフロントガラスが凍ると嘆いていたのを夫が思い出してくれて、車用の凍結防止用の銀色のカバーを発見。税別640円なりで買いました。
海沿いの道を駐車場へとかえりましたとさ。450円くらいだったか?駐車料金。
参考までに 2013年の尾道訪問の記事⇒
http://kurakeiko.exblog.jp/18932825/