昔、なぜか大阪で友達を訪ねた時に、一緒に見た映画が「花嫁の父」でした。
エリザベス・テーラーが娘で、スペンサー・トレーシーが父親で、結婚式前後のあわただしい様子、華やかな結婚式、花嫁となった娘とその取り巻きのお祝いの中で父親はなんとなくはじき出される感じの淋しさが感じられ、どたばたありほのぼのありしんみりありの良い映画でした。
・・・で、本日は私、花婿の母、になってまいりました。キリスト教式だと花嫁の父はバージンロードを一緒に歩くという大切な役割がありますが、さて、花婿の母はどんな役割が??
わが家の子のうち、長女はホテルのチャペルでの人前式、長男は式を挙げなかったものですから、この次男の、倉敷美観地区のまん中の阿智神社での結婚式は初体験。話に聞く三々九度の杯とやらを初めて最前列で見ることが出来、しかもオプションの雅楽の生演奏付き、巫女さんの「浦安の舞」も入って、なかなか本格的な神前結婚式でした。雅楽は私たちの背後での演奏で、とても大きな音でびっくりしました。巫女さんの舞いは静かで優雅で、手に持った小さな剣のつばの周囲についた小さな鈴が、手首を返すとシャランシャラン、と鳴って、厳かな感じでした。
記念撮影は神社本殿の前の屋外でしたので、台風の行方が気になりましたが、幸いにも薄曇り程度で風もなく、気温も最適、ライティングも最高だったのではないでしょうか。
阿智神社のある鶴形山から下りてきたら、花嫁花婿は人力車での美観地区一周?というのがあったそうなのに、披露宴会場に先に入った私たち夫婦は見逃してしまい、残念。
これまで見たことのない「水合わせ」というイベントもあり、両家から持ち寄った水(水道水なのに!)をつぼに入れて花嫁花婿の母親が進み出て、ご両人に手渡し、それを花嫁花婿が一つの器に入れる、というものでした。井戸の時代ならすこしは意味もあるかもしれないけれど・・・とは思いました。
披露宴には媒酌人を立てず、新郎新婦の友人と親戚という関係者しかいなくて、和気あいあい。幼いころからの写真をまとめた映像はうちの長男の労作でした。ずいぶん長い期間をかけて作っていたのを知っていたので、とても楽しみにしていました。いい写真を選ぶのに苦心したようです。
親族挨拶には私の弟が立ち、口下手なのにうまくしゃべれるかとお嫁さん共々気をもみましたが、幸いにも次男が力を入れて応援している
広島カープの成績がどんどん上がってきたと同時に2人の関係も深まった、とか、カープの応援歌まで飛びだし、かなりうまく和やかなムードにまとめてくれて好評でした。
花嫁花婿とも兄がいるので、その兄にも役目を持たせてくれ、火をつけた両家のテーブルのろうそくを持ち寄り、本人たちのろうそくに火をつけてもらい、中央の高いろうそくに点火する場面があったり、なんだかんだと一人ずつにスポットが当たるような演出があり、楽しませてもらいました。
幼い子供が4人ほどいましたが、なんとか持ちこたえることが出来たようで、まずまずほっとしました。
お姫様みたいな衣装のmioと、ちょっと紳士のゆうくん。(もちろん貸衣装ですが)なかなかの豆紳士ぶりです。
デザートです。
左上にあるのが切り分けられたウエディングケーキです。
披露宴会場は10月22日で1周年という「The 華紋」でした。
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