平家物語絵巻展といわさきちひろ展

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前から行きたかった平家物語絵巻展を見に、岡山の林原美術館へ、ついでに、といっては何ですが、県立美術館で金曜日から始まったといういわさき・ちひろの展覧会へも足を伸ばしてきました。
 このたびの大河ドラマ、宮尾本平家物語の「義経」は楽しんでいます。それにちなんでの今回の展覧会、行きたいと思っていてなかなか行けなかったので、やっと行けることになりました。
 
 立て看板を見ると、なんと平家物語絵巻展は17日、今日まで。あー間に合ってよかったぁ。
 林原美術館には、土佐佐助筆による全36巻、越前松平家伝来の本邦唯一の平家物語全文を収める絵巻物が収蔵されているのだそうです。
 今回はその義経を中心の合戦場面だそうで、願ったりかなったり。
 最初の有名な「祇園精舎」のなんとまあ流れるように精密で美しい筆致の書と、料紙の美しいこと。
 絵も、こまごまと群集の甲冑を描きこんでいて、705場面もあるという巻物を描くにはどのくらいの歳月がかかったものやら。
 有名な場面場面の解説書とともに堪能しました。
 また会場中ほどに展示したあった屏風絵はまた見事で、一の谷の合戦と、屋島の合戦の場面の2双でした。一の谷では今まさにひよどりごえをするところの義経の手勢の様子や、海岸沿いでは敦盛を呼び戻そうとしている熊谷直実が見て取れました。
 先日北海道旅行の時の「アツモリソウ」はこの背中のほろ?から連想されたものとよくわかる絵でした。それとまた別にたしか「クマガイソウ」もあったと思います。
 屋島の場面では、あの屋島の台形の姿と、海岸では那須与一が今まさに扇を射落として、その扇がひらひらと宙に舞っているところがわかり、大変楽しかったです。

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 その後食事をしてからいわさきちひろ展のほうへ、こちらは林原美術館のほうとは比べ物にならないくらい、お客がたくさん。絵の愛らしさから、小さな子どもからお年寄りまで。
 みているうちに、ちひろの子どもを見つめる目の優しさ、司法試験を受けるので無収入の夫、松本善明氏との生活を支えるために必死で描いていたとは思えない夢に満ちた色使いなどなどにすっかり魅せられ、涙ぐむくらい感動しました。

 展示されていたちひろの言葉の中で心に残ったのは、「大人になること」という一文でした。
(前略)「いまの私がもうりっぱになってしまっているといっているのではありません。だけどあのころよりはましになっていると思っています。そのまだましになったというようになるまで、私は20年以上も地味な苦労をしたのです。失敗をかさね、冷汗をかいて、少しずつ、少しずつものがわかりかけてきているのです。なんで昔にもどれましょう。(中略)
 自分のやりかけた仕事を一歩ずつたゆみなく進んで行くのが、不思議なことだけどこの世の生きがいなのです。(略)親からちゃんと愛されているのに、親たちの小さな欠点が見えてゆるせなかったこともありました。いま私はちょうど逆の立場になって、私の若いときによく似た欠点だらけの息子を愛し、めんどうな夫がたいせつで、半身不随の病気の母にできるだけのことをしたいのです。これはきっと私が自分の力でこの世をわたっていく大人になったせいだと思うのです。大人と言うものはどんなに苦労が多くても、自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います。  1972年」

 その年表のところでは、みんなじっくりとご覧になるので、なかなか前に進まないほどでした。
人となりが絵に表れているなあとしみじみ思いました。
 出口近くに、「私の好きなちひろの絵」に投票し、そのわけを書くカードが置いてあったので、私も1票入れておきました。本当に、どの絵も愛らしくて選ぶのに苦労しました。
 孫のための「つるのおんがえし」の絵本と、自分のために息子さんがちひろについて書かれた「ちひろのアトリエ」と言う本、色紙などを買って帰りました。人がミニ額を選んで持っていたのをみて、あー色紙よりそっちがよかったなあ、と思ったのですが、会計の長い行列のやっと中ほどまで進んだころで夫がいらいらして待っていたので残念ながら買えませんでした。
 
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# by kurashiki-keiko | 2005-07-18 00:16 | 感動したこと | Comments(1)

「ようこそ先輩」を見て

 ブログ「ヤスコポーロ見聞録」の作者さんが書いていらっしゃったことから、今夜NHKテレビの「ようこそ先輩」を見ています。
 今夜の放送は、ルポライターの鎌田 慧さんの授業です。いろんな人と会って話を聞くことからルポライターの仕事が始まるそうで、小学生にいろんな人と会ってインタビューさせています。
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 その道のエキスパートが母校の小学生にユニークな授業をするこの番組、前は日曜の夕方あったので、食事の支度をしながら台所のテレビでよく見ていました。

 最初のころは清水建設の社長かなにかで耐震設計のビルのお話。そのころは話だけだったみたいですが、段々と子どもたちに実践させると言うような授業が多くなった気がします。
 特に印象に残っているのは、歌手の天童よしみさんの授業。体育館で、お腹に電話帳をのせて腹筋。電話帳が上下に動くのを子どもたちが見てびっくりしていた。人知れずこんな訓練で腹筋を鍛えていたとか。
 NHKのホームページから「各界の第一線で活躍する人々が出身校である小学校を訪ね、その専門とする世界と自らの人生について授業し、後輩の子どもたちに熱いメッセージを送る…。落語家、芸術家、スポーツ選手、哲学者など、ジャンルを問わず第一線で活躍する人々が多彩な授業を繰り広げる。」
 
 造園の専門家が子どもに小公園を作らせたり、漫画家が漫画のストーリーを考えさせたり、子どもも学校で習うのとは全く違うユニークな授業jに戸惑いながらも面白そうにイキイキと取り組んでいる様子が、勉強は机の上だけではないことを教えてくれ、本当に興味が尽きません。
 最初にどうしてこんなことをやらせるのかわからなかったことでも、その時の先生役の人の話で、なるほど納得することも多く、一流と言われるようになるには色んな工夫やら苦労やらをだてにしてきていないなと毎回思います。

 今後とも続けて欲しい番組です。

 
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# by kurashiki-keiko | 2005-07-13 23:56 | 新聞・テレビから思う | Comments(2)

表現力についてー新聞記事から

 7月9日付け朝日新聞土曜版の巻末に、通信教育のZ会の全面広告があって、斉藤孝先生(東大卒、明治大学教授)の大きな写真と談話が載っていました。
 見るともなしに見ていて、とても参考になった箇所がありました。

  「試験問題に限らず、自分の言葉で表現する際、陥りがちなのが、相手の求めている内容と関係なく、主観的に表現してしまうことです。そうではなく、自分に求められていることを察知し、さらに自分が提示したものを相手がどう受け止めるかというところまでを考えてアウトプットすることが『表現する』ということです。」
 
 そのほかにも、示唆にとんだ受験勉強の仕方などが色々とありました。
うーん、時代の寵児、というだけあって、さすが。
わたしに欠けているのは、相手の受け止め方を察知すると言う能力、だと常々思います。
反省を込めて、感銘を受けた一文でした。
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# by kurashiki-keiko | 2005-07-13 11:33 | 感動したこと | Comments(1)

人間だから間違いは必ずある?

 趣味のパソコンの技術を生かさせてもらおうと、「倉敷友の会」ではここ2年、会報の係をしています。B4を横に使っての裏表とB5の縦の裏表で全部で6ページ分です。
 もともと私は家族新聞が作りたいと願っていたものですから、会の新聞も作ってみたいと思っていました。やっと念願かなってうれしいです。

 私の先代の係の人がアドバイザーで、私のときから横書きのページ設定にしました。このごろはアラビア数字も多いし、縦書きだと「縦中横」の機能ばかり使うのでは面倒。
 あとはヘッダーに日付とページ数をいれたり、ページ罫線で外枠を囲ったり、フォントを見出しでは何ポイントでどのスタイル、本文では、と最初に自分で決めさせてもらいました。
 なので、わが子のようにかわいいです。

 3人でしているので、1人がその月の活動状況から全体の記事の配置を考え、記事を何行分とそれぞれの関係者にお願いします。出来てきた生原稿をもう1人の人がざっと打って私にメールでくれます。それを最終的に私が新聞に貼り付けて体裁を整えるのです。

 7月号の編集にかかったときは、旅行の直後で、しかも合唱のコンサートもあり、おまけに夫の仕事の手伝いの伝票整理もありでてんやわんや、もひとつおまけに夫の兄も帰省してきてパソコンを使いたいと。
 今回ばかりは、うずたかく来ている原稿のファックスの山を見て、少しは遠慮してもらいましたけど。
 
 本文の記事の内容の間違いはないか、文字の間違いはないか、最後のページの予定表の場所と時間は合っているか、などなどのチェックで3日くらいはメールやファックスでの係とのやり取り。
 で、苦心してやっとこさっとこ、印刷機にかけて余分も入れて160部、いつものように刷ってそれぞれの最寄というグループに数を数えて仕分けすると、1時間半くらいかかりました。
 
 帰宅して、ほっとしながら感慨深く読んでいたら、なんと、家計簿の6ヶ月決算の記事のところで「保健衛生費」に直したはずが1箇所落ちていて「保険衛生費」がすぐそばにあった。 ずいぶん見直していたはずなのに。
 全国友の会中央部と婦人之友社、各地の友の会へ発送するので、発送の係にこの直しをしてもらわないと。
 
 それぞれのリーダーのお役の人は、先のことを考えたり人を集めたり準備したり、会議に出たりともっと大変なので、それよりはよほど楽な係ですのでこんなのはたいしたことではありません。
 自分の守備範囲では誠意を尽くしたいと思っているものの、やっぱり間違いがあるんです。 
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# by kurashiki-keiko | 2005-07-12 02:55 | 反省したこと | Comments(3)

病院コンサート

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 倉敷中央病院のセントラルパーラーという、喫茶のあるラウンジで、私たちパストラーレと言う混声合唱団の小さなコンサートが9日土曜日午後2時からありました。
 素人のオジサンオバサンの合唱団ですので、たいしたことは出来ませんが、患者さんに少しの間だけでも気分豊かになっていただければと。
 最初にお邪魔した2001年9月の時には、遅れてこられた車椅子でチューブにつながれた患者さんお1人のために、控え室で特別ミニコンサートをして、こちらのほうが感動で涙ぐんでいました。2003年3月が2度目で、今回で3度目になります。

 代表のFさん(テナー)が司会、挨拶。そうする間にも続々と車椅子などの患者さんが入ってこられ、ステージ1の坂本九ちゃん歌シリーズ、「上を向いて歩こう」「明日があるさ」に手拍子をしていただきます。「夢で逢いましょう」の昔のテレビ番組のテーマでふんわかとしたムード。
 次は歌詞カードによって皆さんで歌ってもらいます。「夏の思い出」「たなばた」「浜辺の歌」。
私は前列だったので、お客様の間に入っていくと、80歳代くらいの女性が低い声ながらしっかりと歌っていた声が聞こえて、いいですねえと別の団員がその人の付き添いの家族に声をかけていました。
 「夏のメドレー」では、ピアノ曲と合唱曲合わせると13曲がメドレーで繰り広げられ、スタンダード「サマータイム」がピアノで始まり、「茶摘み」「かもめの水兵さん」「とんぼのめがね」などなど、最後が「椰子の実」でした。
 少しは療養生活に潤いがあったでしょうか。患者さんのご回復を願っています
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# by kurashiki-keiko | 2005-07-11 02:45 | 合唱団 | Comments(7)

羽田で「空弁」

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乗り継ぎで羽田にいます。行きはレストランでそそくさと食べ、帰りは飛行機を見ながらウワサに聞いた駅弁ならぬ「空弁」を食べました。
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# by kurashiki-keiko | 2005-07-06 19:01 | おでかけ | Comments(0)

函館から羽田へ

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五稜郭見物を終え、空路帰途に着きます。
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# by kurashiki-keiko | 2005-07-06 16:44 | | Comments(0)