ゆったり墓参り
2009年 08月 14日
墓参りツアーはまず我が家のお墓から。入っているのは平成9年に亡くなったおじいちゃんと、7年に亡くなった甥。
娘婿まで一緒で若いものたちによってさっさと事が運んでいきます。
次いで、赤磐市の山の上の先祖代々のお墓に向かう。早島インターから高速道路に入ろうとすると、お盆のため渋滞。
川崎医大そばの二子トンネルはわずかな上りのためかいつも渋滞の原因となっているようです。
♪私のお墓の前で泣かないでください そこに 私は いません・・・小高い山の南斜面に、我が家の先祖代々のお墓が20基ほど建っています。一番古いものは元禄十年とあり、今から320年前。
今回の大切な仕事は、昨年亡くなった夫の伯母のお骨を、骨壷から取り出してさらしの袋に詰め替えること。お墓の水入れを手前に動かします。
私が火箸を用意して行っていたら、夫はさっさと骨壷をひっくり返して袋に入れ替えました。伯母さんは97歳だったかの高齢だったのですが、老衰で大きな病気をしていなかったせいか、骨はしっかりしてたくさんありました。
連れ合いの骨はもうすっかり土に返っていたので、伯母さんのお骨もこれで同じように土に返ることが出来るでしょう。夫は、「これで伯母さんとの約束が果たせた」とほっとしていました。
空になった骨壷は、和尚さんに教わったように、細かく割って・・・
スコップがなかったので、花筒用に切って置いてあった竹筒の先でお墓の後ろの地面を掘って埋めました。
先祖の屋敷あとを見に行ったときに止めた場所ががけの上だったので、「車のコマーシャルの絵みたい。これを撮っていたら売るときに高く売れるかも?」4列シートのゆったりした車ですが、縦横はクラウンくらいの普通車だそうです。
お昼は恒例ドライブイン「菊ヶ峠」にて。団体客も4組くらい入っていて、このあたりではここしかないという場所だったのですが、混み具合の割りにとーっても注文したものが遅くて、最後の夫のものが運ばれるまでに1時間くらい待ちました。席の数の割りに「厨房、作っているの1人しかおらんのかなあ?」「きっと1つの品物ができるまでじーっと見てるんと違う?」「2つ以上の品を作ると混乱して間違うとこまるから1個ずつ作ってるんだわ」などなど、裏の様子を想像してわいわいとおしゃべり、気がまぎれて楽しく待てました。
最後は岡山市西大寺の共同墓地の私の実家のお墓に行きました。
「お墓のピラミッド」が向こうに見えています。私の祖父が老人会の役員だった頃に、無縁墓がたくさんあったのを竿石だけここに集めて、区画を整理したのです。
娘婿はここが初めてだったので前夜下見に来たそうで、お墓の脇の狭い道では何度も切り返しをしたそうで、そこを通らず別の道から。運転手役をずっとしてくれて、ありがたや。
そして夜は娘と孫がお泊り、迎え火をたきました。このあたりで迎え火をたくのはうちくらいなものかもしれませんが、おばあちゃんに教わったとおり、お店で肥え松の木切れを買ってきて火を焚きます。孫は初めて見たようです。
「おとうさーん、この火を見て間違えずに帰って来てよ~」と例年通りおばあちゃんが空に向かって叫びます。
孫が来たらしようと思っていたので、その焚き火で花火をしました。最初は怖がっていた孫も、喜んでいくつもいくつもしました。おばあちゃんも喜んでくれました。
by kurashiki-keiko | 2009-08-14 01:07 | おでかけ | Comments(2)
我が家が少ないのにはわけがあって、義父の父は一人っ子、そして義父の兄弟は養子に行ったり子供がなかったりして、うちの系統はとても枝葉が少ないのです。