我が家から徒歩10分くらいの財団法人倉敷中央病院です。
この写真は病院のパンフレットからお借りしました。
このところずっと建設中だった右手の一番高い建物がこのほど完成し、運用に先だって16,17日午後は病院関係者に、そして18日(土)は予約していた人に見学会がありました。私は町内会の回覧板で予約していたので、午後2時過ぎ、出かけました。
1階エレベーターホールのところには、木漏れ日をイメージしたというステンドグラスがあり、素敵でした。
まずは14階まで上がり、屋上庭園に案内されました。ここは芝生や実のなる木を植えてあり、患者やその家族ら、外来者に憩いの場所となるはず。
周囲はオーバーハングの屋根で囲まれていて、雨の日でも散歩ができるように、また事故がないように配慮された設計です。倉敷が一望できます。この写真は南側で、鶴形山や、市民会館の丹頂鶴の頭のような赤い部分が見えます。別の方角では我が家の町内もよく見えました。
こちらは病室です。ここはトイレとシャワー室、畳のコーナーがついている特別室ですが、1泊2万円くらいだそうです。以前の設計ではトイレのドアが部屋の入り口近くにあったと思いますが、こちらは病人の頭のところにあります。すぐに行けるようにという配慮からです。また、ベッドの頭の向こう側(トイレ入り口左)の壁には扉があり、その中に酸素吸入などの設備が隠されていて、できるだけやわらかい雰囲気になるようにと配慮されているそうです。
私が一番身近でよかったと思えたことは、こちら、4人部屋なのですが、廊下側だと以前は窓なしのベッドだったのが、縦長ですが窓がちゃんととってあったこと。その分部屋の入口からベッドを奥にずらして配置してあり、通路が広くなっていて看護師さんも動きやすそうです。
ここはNCUという脳外科関係のICUです。時間の感覚がなくなりがちなので、自然光が入る窓がつけられていること、コード類が全部上から出るようになっていて動きやすい設計だそうです。つまずいてコードが抜ける、なんていう事故もないだろうし、いいですね。また、患者から見える天井近くには、患者の容体を見るためのモニターがあるのですが、切り替えるとテレビも見られるようになっているそうです。何の楽しみも娯楽もない状態の患者にとっては大変ありがたい設備です。
ここは赤ちゃんなど付添いの人がいるためのICUのお部屋です。ベッドは入っていないので広々していますが。
手術室は全部で10室あり、桃のイメージのピンクと、マスカットのイメージの黄緑色に色分けされていて明るい感じ。手前は通路で、色の違う床のところは前室で準備をするエリア。
こちらはピンクのエリアで、脳外科関連の手術をする部屋になる予定だそうです。マスカットグリーンの部屋より少し広いそうです。
手術室内部です。これまでは無機質な色だったのを、壁面全部を木目調にしたことと、小さいながら窓がとってあり、時間の経過がわかるようになったところ、手術台の上の無影燈がLEDになったところが改善点だそうです。
・・・私、ついこの8月末に小さな手術を古いほうの手術棟で受けたばかりなので、手術室はじめ病室についても、改善点が大変身近でよくわかってうれしかったです。
入院したり手術したり、は、なるべくないほうがいいに決まっていますが、こんな最新設備で受けられたら、うれしいですね。
にほんブログ村 「この記事、良かった」、と思ったらブログランキングのバナーをクリックしてくださいね。