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義母病床の楽しみ

 今朝も明るくなった窓の障子を開けると、母は「くもこさーん!」
お隣の庭の隅の木に多くの蜘蛛が巣を張っているのを見て、母はお友達になった、という。
ついにクモ子さんという名前を付けて、その動きを楽しみに見るようになっている。
お隣さんと顔を合わせるのが遠慮なのかここ数年以上締切にしてあった窓の障子だけれども、あけてガラス拭きをしてよく見えるようにして本当によかった。
 東に向かう窓なので朝日がまぶしい時間を除いて日中はずっとあけていると、思いのほか慰めになっている様子。
 なんだかあのオー・ヘンリ-の「最後の一葉」を思い出すような・・・。

by kurashiki-keiko | 2010-10-13 16:26 | 老いということ | Comments(2)

Commented by cyaa8989 at 2010-10-13 20:47
ベッドに伏せながらも「くもこさーん」お母さまの遊び心素敵ですね。
癒されているのですね。
Commented by kurashiki-keiko at 2010-10-14 05:23
cyaa8989様、どこへも出られなくてもこうして楽しみを見つけてくれるのはうれしいです。
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