七草粥に思う
2012年 01月 08日
2人ですのでわずか7勺ほどのお米を仕掛けておいて小さな土鍋で炊きました。本格的に米からおかゆを焚く事もめったにないので、本を見ると、最初強火にしておいて煮立ったら弱火で40分ほど、とあったのですが、量が少ないせいか、20分ほどでいい塩梅になってきたので、お餅1個をサイコロ状に切ったものと七草(今年はドライパックでしたけど)と、栄養のために溶き卵を入れて火を消し、「鍋帽子®」に入れて保温、夫を起こしました。
・・・そして午後、買い物に出たら、スーパーには七草のパック詰めが店内入ったところにたくさん置いてありました。(夜に食べるお宅もあるかな?)と思いながら眺めていると、若い2人連れの女性が入ってきて、
「ねえ、七草粥って、食べたことある?」「ないわ、食べたいとも思わないし」
・・・という会話を聞き、とても悲しく思いました。
彼女たちのお母さんは、七草粥を娘に食べさせたことがどうやらないらしい。ということは、たぶん彼女たちの子供たちも、食べさせてもらえないことになるだろう。私も例年なかなかうまくは出来ないのだけれども、子どもたちにはこの「春の七草」とはどんな植物で、できれば近所に取りに行くなりして一つ一つの形などを確かめ、楽しんで作ってあげられたらどんなにか楽しくて、日本の四季の伝統の行事をわかるのに絶好の機会なのになあ・・・と残念でした。
by kurashiki-keiko | 2012-01-08 02:23 | 料理 | Comments(2)
七草、本当に皆さんあまり召し上がらないようですね。
我が家には中学3年生・小学1年生・年中の三姉妹がおりますが、毎年7日には七草がゆを食べるのが当たり前になっております。下の二人はあまり好まないのですが、今年は中華スープで味付けしてあげたら、美味しいと食べてくれたので、嬉しかったです。
その日に次女がお友達と遊んだ時、「七草がゆ、食べた?」と聞いたら、「10日に給食で七草がゆが出るから、食べてないよ」って言ってた~って聞いて、う~ん、そうなんだ~。確かに10日の献立表に「七草がゆ」って書いてあったなぁ~。学校も今は七草がゆを作る家庭が少ないから、給食に出してくれているんでしょうね。なんだか淋しいなぁ。そんなに大変なものでもないのだけど・・・。こういう季節の行事は大切にしたいです。
七草粥、つくってみるとそれほど大層な物でもないのですが、「そういえば小さいころから家ではたべていたなあ」と思い出してくれるだけでもいいと思います。
七草を知ることはこのごろあまり見なくなった野の草をしっかり見ることにもつながりますし、小さなイベントとして子供たちと楽しむのはいいのではと思いますよ。