沖縄の旅 その5 平和祈念公園~ひめゆりの塔~旧海軍司令部壕
2012年 04月 02日
平和記念公園のサイトはこちら。http://kouen.heiwa-irei-okinawa.jp/kouengaido3.html
入り口のところに目指す場所を教えてくれる検索機能のある設備がありました。そこで、同県人の人を探してみることにしました。
そしてその話の中に、これから行く、海軍の沖縄の司令官であった大田實海軍少将が最後に打ったという電文のことを少し聞き、感銘を受けました。沖縄県民がいかに戦いに巻き込まれ、老幼婦女子が家や財産を失い逃げまどったこと、戦争にいかに協力したかなどを切々と訴え、「沖縄県民かく戦えり、県民に対し後世特別のご高配を賜らんことを」というものであったとのことでした。
ここでお昼になったので、レンタカー屋さんでもらった割引券のある「ひめゆり館」の食堂でお昼にしました。
まだ食べたことがなかった沖縄料理、「みみがー」です。豚の耳、と聞くとちょっと、だったのですが、ここで食べなくては、と注文。310円、海藻との和え物で中華風、ちょっとくらげに似た食感。なーんだ、そうだったのか、という感じ、食べやすかったです。
サイトはこちら http://kaigungou.ocvb.or.jp/access.html
当時大田司令官以下4,000人もの将兵がここを守っていたのだとか。
戦後放置されていたものを、数回に分けて遺骨収集し、昭和45年から司令官室を中心に300m分が復元されたそうです。
最後の「県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」という最後の一文は、いまだに基地移転問題でなかなか守られてはいないように感じます。
現地でテレビを見ていたら、いまだに不発弾が時々爆発してけがをしたり死に至ったりすることがあるとのこと。すべて取り除くのには70年くらいかかるとのことを知りました。本土と沖縄とではこれほどにも戦争に対する現実味が違うのだということを知りました。
このたびの旅も終わりです。
長いことお読みいただきありがとうございました。
糸満市
by kurashiki-keiko | 2012-04-02 12:10 | 旅 | Comments(2)
戦争の跡を感じるのは日本人として大切なことですね。
悲惨な戦いを繰り返さないためにも、
気持ちの奥にしっかりと覚えておく必要がある気がします。
あの平和の礎に刻まれた膨大な戦死者の数を思うと、戦後生まれの若者ならずとも、大勢の人にあの場に立ってもらいたいものと思いました。そしてとくに、ひめゆりの塔の証言者の人の肉声を聞いて現実に起こったことを知るべきだと思いました。知ることから始まるのだと思います。