家族新聞「あじさい通信」102号発行
2005年 10月 20日
今回のトピックスは、孫が、私の曾祖母の編んだ鉤針編みの赤いちゃんちゃんこを着たことです。といっても、実家の母から送ってきたものを暑いのにモデルになって、と無理やり着せたというのが真相ですけれど。
母はおばあちゃん子で、その久おばあちゃんのいる離れで暮らしていたそうです。母の母にしてみれば、姑に娘を取られたように思っていたのかも知れません。おばあちゃんは早くに夫を亡くしたので寂しかったと見えます。
晩年はかぎ針編みを楽しみにしていて、円座のような座布団の側を残り糸でこしらえたり、ショールを編んだり、私の幼稚園のお弁当袋を編んでくれたり、色んな作品になりました。そのひとつがこの赤いちゃんちゃんこだったのです。母のいとこのところへもらったのを、こちらへと送られてきたのでした。96歳まで長生きした私の曾祖母、まさか5世代も下の子孫に作品を着てもらうとは思っても見なかったことでしょう。
そのほか、6つの記事。今回は運動会やら、コスモスを見に行くやらと、秋らしく行事が盛りだくさんでした。
by kurashiki-keiko | 2005-10-20 02:36 | 家族新聞 | Comments(5)
写真でお見受けしますと新品のようにしっかりしています。
これだともう一世代は充分受け継がれるようにおもえます。
おばーちゃんのお心がこうしていつまでも残るのですね。
みなさんご立派な方ばかりで、この後もきっと受け継がれることと思います。
それにしても100年くらい?頭が下がります。
ですので、編まれてからは100年は経っていなくて、その半分くらいでしょうか。それなら皆さんの周りにもそんな服はあるかもしれませんね。