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お看経(おかんき)

 お看経(おかんき)という言葉は仏教用語なのでしょうか、宗派によって違うのでしょうか。
たまたま私の育った家も、今の婚家も、娘がお嫁に行った婚家も、天台宗でした。娘と孫娘は、孫から言うと二人の曾祖父が亡くなった時に参加し、そのためのお経の本には一つ一つにルビが振ってあるものですから大人と一緒に読んで、経験豊富とのことでした。
 葬儀から7日目ごとに四十九日の満中陰の法事の前まで、近隣の親類縁者が集まって祭壇の前でお経を唱える習俗のことを「おかんき」というようです。
 私も夫の父が平成9年に亡くなった後に初めて自宅のお座敷で経験し、あの世とこの世との境目でさまよっている故人の魂が、満中陰に本当の仏様になれるようにと親族一同で願い拝む行事なのかなと思いました。
思えばあれから17年もたち、あのころはみんな独身だった孫たちも結婚してひ孫が生まれていて、時の流れを感じました。年の順とはいえ、母を送るのは寂しいものです。しかしあのころにはいなかった故人から言うとひ孫たちがいて、つながりの鎖は次の世代へと受け継がれて行っているのは、ありがたいと思います。
 

by kurashiki-keiko | 2014-03-02 06:18 | しみじみしたこと | Comments(0)

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