吹く風は先日の寒さの戻りほどではないですがやや涼しげな12日(日)、散歩がてらいつもの倉敷美観地区へ。
東町から美観地区方面へ入る入り口の交差点近くには「生活道路ですので車の通りぬけご遠慮ください」というこげ茶色の看板が新設されていました。
2度ほど法事で使わせてもらった「東町」ですが、旅館もレストランも閉めて、普通の表札がひっそりとかかっています。お庭を眺められるお座敷が素敵だったのに、残念な気持ちがします。
はしまや呉服店の跡取り息子が始めた「トラットリアはしまや」。通りかかるたびに予約で満席だったりして、開店後テレビに登場したりするのでずっと気になっていたのになかなか入れませんでした。この日、ちょうど前を通ると12時ごろ、しかも予約で満席とかの表示がなかったので、初めて入れました。オーナーはうちの長男の中学時代の同級生です。
テーブル席が5つほど、それにカウンターに10人くらい座れる広さ。私たちのほかには4人連れの若い女性、2人向かい合って座る若い女性、その隣は70代くらいの女性4人連れ、その更に奥はやんちゃな子どものいる家族連れ。カウンターにはデート中とおぼしき男女3組くらい。よく流行っています。
お昼のランチメニュー1,800円、コーヒーをつけると100円、デザートをつけると300円アップだそうでしたが、どちらもつけませんでした。向うにあるカップには菊芋のスープ。手前の丸いのはコロッケ、その向うはスペイン風オムレツ、左の奥はハマチ?のカルパッチョ?、左手前のカップの中は熱いオイルで何か調理したもの(名前を忘れました)。
自家製パンだそうです。バターとかジャムはなかったので、お皿のソースをすくって食べました。
メインのパスタです。この日はお肉のパスタと、魚介類のパスタはホタルイカと春キャベツの。これはホタルイカの方です。
本町当たりの、鶴形山へ登る古い水成岩の石段。角が丸くなっていて年月を感じました。こんなところにこんな石段があったんだ、と思って。
観光シーズンなので人がとても多かったです。
駅前メインストリートからの入り口にもこんな看板が新しく出来ていました。知らずに車を乗り入れてくる観光客もいるのでしょう。
駅前メインストリートからの入り口そばの練り物などを売っている「佐野屋」さんで、先ほどデザートを食べそこなったので300円のソフトクリーム。普通のソフトクリームとはちょっと違うトルコアイスみたいな粘りがありました。
駅前メインストリートに出ました。こちらは、みつはたの食器屋さんのビルだったはずですが、中国銀行になっています。仮店舗です。
駅前の西ビルにあったはずの交番が、こちらの通りの中ほどに移転新築されています。こっちの方がメインストリートに睨みが効くからか?
そして、駅前交差点からすぐの中国銀行駅前支店が建て替えのために壊されていました。長年親しんできたのこビルでしたが、老朽化し、耐震化のために建て替えるのでしょう。先ほどの仮店舗で営業中というわけです。
「方丈記」ではありませんが、ゆく川の流れは絶えずして、世の中の人と住処と、またかくの如し、というわけで倉敷の町も少しずつ変化しています。