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「ビリギャル」の真実―「金スマ」特番を見て

 塾講師の書いた本から映画化され、興味があったので「ビリギャル」のモデルになった母娘が出演するというので「金スマ」を見ました。
 きれいな娘さんと美人のお母さん。偏差値30の、金髪ヘソ出しのギャルが塾にやって来るとは、最初はまるでこれからご出勤?という風な恰好だった、とのこと。
 聞いてみれば、 母親は、自身が厳しく育てられ、自分に自信が持てない性格だったため、自分が子育てするときには絶対に子どもの味方になる、と決めていたとのこと。だから娘がギャルになっても娘が生き生きと活動している様子を見てそれでも良いと思ったり、停学になったらそれでも大学受験をさせて見返してやりなさい、と、塾を勧めたとのこと。
 父親が息子を溺愛しプロ野球選手に育てたい、と娘のことは任され、慶応受験するというと父親がそんなのはありえない、資金は一切出さない、というので、パートを増やし貯金を下ろし生命保険を解約し、売れるアクセサリーは結婚指輪含め売って塾の費用を工面したとの事。
 学ぶべきは娘が生き生きするならばと、環境を変えたり絶対的に娘に寄り添う姿勢、娘のためなら資金援助も半端でなく頑張ったというお母さんの頑張り。
 そして塾の先生も、その費用を渡そうとする娘に、そのお金の重みを持って確かめておきなさい、といい、日本史が小学生並みだったので漫画の日本史の本を渡してレベルの取り戻すことに努めたのだとか。本人も後半は本当に本気で勉強したようで、これだけ勉強したらやっぱり報いられるのだ、という事が分かった気がしました。
 偏差値30から、予想偏差値75位の超難関大学に合格したのは、本人が生き生きできるならばどんなことでもするという母親の頑張りとそれを知る本人の猛勉強、そしてそれを導き出した塾教師の指導の結果だったと思いました。

by kurashiki-keiko | 2015-06-20 04:36 | 新聞・テレビから思う | Comments(0)

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