1人でもしゃっきり生きたい
2015年 06月 28日
男性の1人暮らしは何かと乱れがちと思うのだけれど、昨日訪問した人は、幸いにも娘さんが職場が近くて車を車庫に置かせてあげていて、わずかな時間でしょうけれど、娘さんが出入りするのが心強いと思われる人。しかも業者さんのお掃除を月に1回程度頼んでいて台所とかお風呂場を頼んでいるとのこと。他人の目を通してお掃除してもらうという事は、異常に汚くなることはまずないと思えるのでその点身ぎれいにされている証拠。
2軒目の人はコの字型の歩行器に頼って室内を移動したり、ヘルパーさんにゴミ出しをしてもらったりしている人ですが、それでも骨折されたときには寝たきりになるかと心配したのに、退院されてきて何とか助けを借りながらも一人暮らしを続けていらっしゃる頑張り屋さん。
3軒目の人は、小さな借家の周り中を畑や花壇に変えていて、草もはやさずいろんな種類の花や野菜をきれいに手入れされているのがいつも感心させられている人。私の母の知り合いだとわかり、ときどき母のことを話したりもしています。マンション8階に住む私の母は、最近エレベーターの修理が1週間かかるとのことで、食料を買い込んできたとの話をしました。やっぱり地面があるのは高齢者にとってはうれしいことだと思います。たまたま前日に女優の岸恵子さんがテレビのあさイチに出られていて、もうすぐ83歳というのにとてもそうは見えないくらいに華やかでおきれいだったことを話し、「やっぱり人に見られるお仕事だから人知れず姿勢をよく、と思ったり、いろいろ努力されているんだと思います」と言ったら、その方、自分と1つか2つしか違わないのに、そうか、と感じた風でした。
幸いこの日お訪ねした人たちは不自由な人もいらっしゃったけれども、皆さん出来る限りの自立の努力をなさっておられることが大変私にとっても元気をもらえるような暮らしをされていて、よかったと思いました。
by kurashiki-keiko | 2015-06-28 04:36 | しみじみしたこと | Comments(6)
同感ですね。シャッキリ生きたいなと思います。
揉まれてもシャッキリしたる胡瓜かな
人は夫々に揉まれて…生きて行くわけです。
あと数時間で八十歳になります。
今日は昔の部下の女性たちに御祝のランチ会をしていただきました。
今後も宜しくお願い申し上げます。
ありがとうございます。
訪問、お疲れ様です。きっと皆さん、keikoさんたちの訪問を楽しくまっていらっしゃることでしょう。
かなり前に、日本で定期で老人宅を回り健康相談などをする手伝いをしたことがあります。私も男の一人暮らしは荒れるかと思っていましたが、何処のお宅も几帳面に手入れがされていてビックリ。その中に、226事件に何も分からずに226事件に狩り出されたという方がいて、当日の貴重な話を興味深く拝聴させていただいたことがありました。
私はどの様な老後になるのでしょうか。今からしっかりと精進しなくてはなりません。 : )
男性でもしっかりと暮らしておられる人を見ると尊敬しますね。226事件にかかわられた人のことを聞かれたとか、それは貴重な体験でしたね。私の恩師シスター渡辺和子先生はお父様を暗殺された話を語られますが、青年将校にはヨーロッパに武官として行った経験のある渡辺教育総監の考えが理解できなかったようです。時代のうねりの中で1人の人の生き方は翻弄されるようです。