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香典返しカタログギフトで温泉へ

 母のお葬式で喪主の弟にお香典を包んで、そのお返しとしてもらったカタログギフト。お香典をたくさんしたのでカタログギフトも多分高額だったのでしょう。でも、「物」はもういらない、ということで、どこか温泉にでもと決めました。
 ちょうど二世帯で一緒に住んでいる息子たちが一泊でお嫁さんの方の法事に出かける、と言うのでその日に私たちも出かけることに決めました。
 カタログにあった温泉地で1泊で行ける所ならどこでも、という事で、わりと日が迫ってから申し込んだせいで、やっとのことで取れたのが加賀温泉の中の山代温泉「みどりの宿萬松閣」というお宿でした。
 そこで、そこへ一泊し、まっすぐ帰るのも時間が余りすぎるので、途中京都へ下車して午後の3時間ほどを京都観光、と言うプランをたてました。
 さーて、京都で3時間、どこにしよう。西と東の本願寺、二条城、伏見稲荷、など、駅から近い場所なら、と、東福寺もいいのでは、と調べてみると、東福寺のとてもモダンな市松の苔の模様、どこかで見た…と、岡山県出身の作庭家、重森三玲の作であることが判明。岡山県では有名な景勝地豪渓の近くの生まれらしい・・・ということで、テーマをこの重森三玲の造ったお庭を巡ることにしました。
 そして、調べてみると東福寺の近くに4つあることがわかり、公共交通機関ではうまくまわれるかどうか心配だったので、タクシーを見積もりしてもらいました。こちら⇒たびの足
出発当日の朝、見積もりが11,400円とのことだったので、お願いすることにして、前払いは出来ないので当日現金払い、という事にして出発しました。
 途中、特急サンダーバードが何やらトラブルのため緊急停止があり9分くらい遅れるという事がありましたが、無事加賀温泉駅にお迎えに来ていたマイクロバスに乗車したのは午後2時40分ごろ、乗って見たら私と夫と若い人が1人、の3人だけでした。時間が早かったせいでしょう。

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写真は翌朝取った宿への坂道。温泉街を抜けて山の上の方に急な坂を上ったところにありました。

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立派な外観。

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ロビー脇の庭園。

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7階客室からの眺め。遠くの方の駅近くに巨大な観音像があり、ここからもはるかに見えました。客室係のかね子さんに尋ねると、宗教法人ではなくて、バブルのころに儲かった人が建てたのだそうですが、その後バブルがはじけて、壊すにも億単位のお金がいるらしく、周囲が草ぼうぼうなのだそうです。なんともったいないお金の使い方をしたものです。

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客室係のかね子さんにより、「今時分だと誰もいませんからお風呂が貸切みたいできもちいいですよ」とのことで、3時台でしたが早速温泉に行ってみました。はたして、広々とした浴室にはだーれもいなくて、しかも露天風呂がすぐ迫った斜面には木漏れ日の木がびっしりでなんとも贅沢な、よい時間でした。カメラを浴室に持ち込むわけにもいかず、こちら、露天風呂の囲いの外側ですが・・・色々露天風呂も経験しましたが、人がいなかったことも含めて、本当に気持ちの良いお風呂でした。
 食事はダイニング、とはいえ大広間ではなく落ち着いた感じの場所で、量も、多すぎないのがよかったかと思います。飲まないので食べるペースが早く、ご飯を早めにいただいて終り頃の白魚のかき揚げ?がやっとお腹に収まりました。
朝は5時頃お風呂にもう一度行き、6時過ぎから夫と散歩。ひんやりした空気がよかった。そういえば、加賀温泉駅に降りた時から空気がひんやりしていました。
もっと山の上の方にも3軒ばかりお宿があり、その近くまで行っていたらびっしりの竹藪があり、タケノコも生えていて、それをつついていたら、地元のお年寄りが通りかかり、「手入れのしていないここら辺のタケノコは全然おいしくないよ」とこの地の軟らかい物言いで教えてくださいました。地元の人の話を聞けたのはよかったです。タケノコも、日当たりの悪い手入れのしていないここのようなところのものは全然おいしくなくて、手入れしている竹林のタケノコはそれはおいしいという事、タケノコも昨年はさっぱり出来が悪くて、今年は出来がいいとか。「今日はこれから金沢へ行く、不便ではないけれど、バスに乗ってから電車で」とのこと、そこからバス停までは多分1㎞以上はありそう、と思われましたが歩いて行かれました。
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行った時とはうって変わって満席のバスに乗り加賀温泉駅まで送ってもらいました。
サンダーバードは福井県の間は各駅停車で、特急とも思えないようなスピード感で、夫によると特にこの湖西線が長く感じるそうです。田植えが進行中の湖西線風景をながめつつ京都へと向かいました。(つづく)
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by kurashiki-keiko | 2016-05-16 01:42 | | Comments(0)

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